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女子テニスツアー最終戦であるWTAチャンピオンシップ(トルコ/イスタンブール、賞金総額490万ドル、ハード)は大会2日目の26日、ラウンドロビン・ホワイトグループのシングルスが行われ、N・リー(中国)がM・シャラポワ(ロシア)に7-6 (7-4), 6-4のストレートで勝利、ツアー最終戦初勝利を挙げた。
この試合の直後、世界ランク2位のシャラポワは足首の怪我を理由に大会からの棄権を表明している。この結果、C・ウォズニアキ(デンマーク)が2年連続で世界ランク1位としてシーズンを終えることが確定している。
先月末に行われた東レ・パン・パシフィック・オープンに出場したシャラポワは、準々決勝でP・クヴィトバ(チェコ共和国)と対戦した際、サーブを打った後の着地で足首を捻り、そのままその試合を棄権していた。
「最初の試合の後、期待していたほど足首は回復しませんでした。」と語ったシャラポワは、今大会の初戦でS・ストザー(オーストラリア)にストレート負けを喫していた。
またシャラポワは「腫れが少し悪くなりました。とても動きが制限されてしまいますし、特にシーズンの終盤でとりたいリスクではありません。無理をして他の部分を痛めるかわりに、自然と回復を待てる時間がありますから。」と、来シーズンまでの時間を怪我の回復に充てるプランを明かしている。
この試合を最後に今大会を去ることとなったシャラポワは、V・アザレンカ(ベラルーシ)との試合を残していたが、この試合にはM・バルトリ(フランス)が代わりに出場する予定となっている。
第1セットで4-2とリードしていたシャラポワであったが、今年の全仏女王であるリーにブレークバックを許すと、タイブレークでは4-0とリードしながらも逆転でセットを落としてしまう。
第2セットでは勢いに乗ったリーが2度のブレークで5-2とリードすると、シャラポワの反撃をブレーク1回に抑え、1時間56分でツアー最終戦での初勝利を挙げた。
24歳のシャラポワは「こんな形でシーズンを終えるのは残念」としつつも「後悔はありません。昨年よりも良い形であるのは間違いないですし、プレーの質も上がりました。来シーズンはもっと良くなると思います。トレーニングを再開するのが楽しみです。」と来季への抱負を語った。
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