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男子テニスツアーのクロアチア・オープン(クロアチア/ウマグ、賞金総額45万ユーロ、クレー)は27日、シングルス2回戦4試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンのJ・C・フェレーロ(スペイン)が第3シードのI・リュビチッチ(クロアチア)に1-6, 6-3, 6-4の逆転で勝利、準々決勝に駒を進めた。
第1セットを落としたフェレーロは、第2セット第7ゲームでブレークピンチに直面するが、ここを切り抜けてセットオールに追いつくと、第3セットでは2度のブレークに成功、1時間54分での逆転勝利となった。
今季2大会目となる優勝を目指すフェレーロは「第1セットのあと、ミスをしないよう努力しました。第1セットでは、彼に簡単にポイントを与えすぎてしまいました。試合が進むにつれ、効果的でした。」と、自らの戦術についてコメントしている。
一方で今大会がおよそ1ヶ月ぶりの試合となっていたリュビチッチは、第1セットこそ良いプレーを見せたものの、第2セット以降はそのペースを維持できず、特にファーストサーブの確率は試合を通して36%と、本来の実力を発揮できなかった。
「今日のサーブは、とても受け入れられるものではありませんでした。」とリュビチッチ。「これほど長い休養のあと、2時間も集中力を維持するのは大変なことです。」
元世界ランク1位のフェレーロは、準々決勝でC・ベルロク(アルゼンチン)と対戦する。ベルロクはこの日、第5シードのT・ロブレド(スペイン)との対戦に臨んだが、試合前のウォームアップが終った直後にロブレドが左ふくらはぎの故障を訴え棄権、1ポイントもプレーすることなく勝ち進んでいる。
この他の試合では、第2シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)がF・ボランドリ(イタリア)に6-1, 6-2で、A・ラモス(スペイン)がG・ナソに6-1, 6-3でそれぞれ勝利、ベスト8に名を連ねている。
今大会の優勝賞金は7万2600ユーロ。
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