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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(英国/ロンドン、賞金総額1460万ポンド、芝)は28日、女子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がT・パスゼック(オーストリア)に6-3, 6-1で快勝、自身初となるグランドスラムでのベスト4進出を果たした。
第1セット第3ゲームでブレークに成功したアザレンカは、第5ゲームでもブレークに成功、世界ランク80位のパスゼックを大きく引き離すと、第8ゲームでブレークバックを許したものの、直後の第9ゲームで3度目のブレークに成功してセットを先取する。
第2セットに入ってもアザレンカの勢いは止まらず、一気に3-0とリードすると、第6ゲームでこの日5度目のブレークに成功し5-1と決定的なリードを奪う。そして第7ゲーム、アザレンカは2本目のマッチポイントで試合を締めくくり、自身初となるメジャー4強入りを決めた。
21歳で世界ランク5位のアザレンカは、グランドスラムではこれまで4度の準々決勝進出を果たしていたが、いずれも敗退していた。
「ランキングだけを見たとき、誰もがすでにベスト4は経験しているはずだと言います。」とアザレンカ。「この試合を勝つことは、私にとって重要なことでした。準決勝に進出できて嬉しいですし、もっと頑張れることを楽しみにしています。」
準決勝でアザレンカは、第8シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)と決勝進出をかけて対戦する。両者は昨年の3回戦でも対戦しており、その時は当時世界ランク62位のクヴィトバがストレートで勝利する番狂わせを起こしていた。
「昨年は、自分がグラスコートでプレーが出来ること、相手がトップ選手であっても誰にでも勝てることを学びました。」とクヴィトバ。「もちろん、準決勝に進めて嬉しかったですが、その時から誰に対しても勝たなくてはならないと考えてしましました。それが良くなくて、それから5大会連続で初戦敗退をしてしまいました。」
一方、最高の舞台でリベンジのチャンスが巡ってきたアザレンカは「昨年の対戦とは、完全に別物です。全く違うステージでの対戦になります。彼女は調子が良さそうですし、良いプレーをしています。だから私も最高のプレーをする必要があります。」と気を引き締めた。
また今年3月から安定した好成績を残しているアザレンカは「3月から試合へのアプローチ方法を変えました。コートでハッピーになることだけに集中し、チャレンジを楽しむようにしました。毎日、ベストを尽くすだけです。試合に負けることを恐れません。ベストが尽くせたなら、後悔なんてしないと分かりましたから。」と、成長の秘訣についてコメントしている。
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