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元男子テニスの世界ランク1位で、1998年には全仏オープンでタイトルを獲得していたC・モーヤ(スペイン)は水曜日に記者会見を開き、現役からの引退を発表した。現在34歳のモーヤは、15年のキャリアに幕を下す。
この会見でモーヤは、長らく右足の怪我の治療についてはいくつか選択肢があったものの、引退する決断を下していたことを明かしており、決定的だったのは、今年5月に出場したマドリッド・マスターズで、B・ベッカー(ドイツ)に0-6, 2-6で惨敗したことだった。
「大きな大会に出場してさよならを言いたかったけど、マドリッドに出場した時は100%じゃなかったし、モチベーションもあったんだ。僕はまだ若いけど、アスリートとしては限界に近かった。だけど、あの試合で遂にその時が来たんだと気付いたんだ。理想的なキャリアの終わり方ではないけどね。」
モーヤはこれまでに20のツアータイトルを獲得しており、その内の一つが1998年の全仏オープンとなっている。また、1997年には全豪オープンの決勝にも進出しており、P・サンプラス(アメリカ)に敗れたものの準あ優勝に輝いている。モーヤが最後にタイトルを獲得したのは、2007年のクロアチアでのこと。
さらにモーヤは1999年3月、現在のランキング制度なってからは、スペイン人として史上初となる世界ランク1位の座を手に入れている。
またモーヤは、2004年にはデビスカップのスペイン代表として活躍、決勝ではシングルスで2勝しチームの世界一奪取に大きく貢献しているだけでなく、現世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)と同じマヨルカ島出身であることから、一緒に練習もしていた。
引退後の生活について聞かれたモーヤは「マヨルカでトレーニングは続けるよ。スポーツビジネスもやっているし、妻や娘、家族に時間を費やすことになるだろう。だけど、寂しくなるのは間違いないね。」と語った。
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