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男子テニスツアーのファーマーズ・クラシック（アメリカ/ロス・アンゼルス、賞金総額６１万９５００ドル、ハード）は月曜日に開幕し、シングルス１回戦４試合を行い、第５シードのＥ・ガルビス（ラトビア）がＬ・ラコ（スロバキア）を7-5, 7-5のストレートで下し、右太腿の怪我からの復帰戦を勝利で飾った。

来月２２歳になるガルビスは、全仏オープン中に痛めた右太腿の怪我のため約２ヶ月間のツアー離脱を余儀なくされ、ＵＳオープンへ向けて今大会から復帰を果たした。１１本のサービスエースに助けられるなど、１度ブレークを許すもラコから３度のブレークを奪い１時間４１分で２回戦進出を決めた。

「何が必要だろうと、勝ちたかった。攻めて、走って、戦って、騙して、何でもするさ。もちろん騙すのは不可能だけどね。昔はよくやってたけど。」と、おどけて見せたガルビス。「どんなプレーをしようと構わない。どんなスコアだって。勝利が必要だし、もっと試合を重ねればもっと良くなるはずさ。」と、勝利へのこだわりを語っていた。

２月のデルレイ・ビーチで自身初のツアー優勝を飾ったガルビスは、キャリア２度目のタイトル獲得へ向けて２回戦ではＡ・ファリャ（コロンビア）とＫ・ベック（スロバキア）の勝者と対戦する。

第６シードのＪ・ティプサレビッチ（セルビア）はＳ・ヒラルド（コロンビア）を6-1, 6-0とわずか５０分で一蹴し初戦突破を果たした。第１サーブでは８８％と高い確率でポイントを獲得したティプサレビッチは、１度もブレークを許さず、ヒラルドのサーブで５度のブレークを奪う圧勝で２回戦へ駒を進めた。２回戦ではいずれも予選を勝ち上がったＳ・ジョンソンとＳ・デウバーマン（インド）の１回戦の勝者と顔をあわせる。

その他の試合では、Ｒ・シュトラー（ドイツ）が第７シードのＨ・ゼバロス（アルゼンチン）と対戦中、6-3, 3-0とシュトラーがリードしたところで、ゼバロスが左肩を負傷し途中棄権を申し入れてシュトラーに勝利が転がり込んだ。残る試合ではＤ・セラ（イスラエル）がＸ・マリス（ベルギー）を6-1, 4-6, 6-3のフルセットで下して２回戦へ進んだ。

今大会は上位４シード選手が１回戦を免除されており、２回戦からの登場。当初、世界ランク２位のＮ・ジョコビッチ（セルビア）が出場予定だったが、大会直前に個人的な理由でエントリーを取り消していた。そのため第１シードのにＡ・マレー（英国）、第２シードにＳ・クエリー（アメリカ）、第３シードにＭ・バグダティス（キプロス）、第４シードにＦ・ロペス（スペイン）と続く。

大会に先駆けて会場であるＵＣＬＡで、Ｊ・マッケンロー（アメリカ）とＡ・アガシ（アメリカ）のエキシビションが行われた。そのエキシビションで集まった収益はアガシのチャリティ基金へと贈られた。

今大会の優勝賞金は１１万１９５０ドル。