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男子テニスツアーのドイツ・オープン・ハンブルグ(ドイツ/ハンブルグ、賞金総額100万ユーロ、クレー)は木曜日、シングルス3回戦8試合を行い、23歳の誕生日だったA・ゴルベフ(カザフスタン)が世界ランク6位で第1シードのN・ダビデンコ(ロシア)を6-4, 6-4のストレートで下す大金星をあげ、誕生日を嬉しい勝利で飾った。
昨年のエストリル・オープンの1回戦でもダビデンコと対戦するもストレートで敗れていたゴルベフは、この日はダビデンコに反撃の隙を与えず、自身初のトップ10選手からの勝利を飾り、自分への嬉しい誕生日プレゼントになった。
「ダビデンコのようなトップ10選手から初めて勝利を上げたんだ。去年のエストリルとは違って今日はとても集中できたよ。誕生日だったし、自分への嬉しいプレゼントになったね。自分のテニスも良かったから本当にハッピーさ。」とゴルベフは喜びを隠さなかった。
今季開幕戦のドーハで優勝を飾っていたダビデンコは、3月に左手首を痛めてしまい、その後のクレーシーズンを棒に振る結果となってしまった。今大会は復帰4大会目だったが、ここまで3勝4敗と本来の調子を取り戻せずにいる。
2008年10月のロシア大会で、予選を勝ち上がって唯一の決勝戦の舞台に立ったゴルベフは、準々決勝でD・イストミン(ウズベキスタン)と対戦する。イストミンはこの日、主催者推薦のJ・ライスター(ドイツ)を3-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で下しての勝ち上がり。
その他のシード勢は順当にベスト8入りを果たした。第3シードのJ・メルツァー(オーストリア)はJ・シャーディ(フランス)を7-5, 7-6 (7-4)で、元世界ランク1位で第6シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)はJ・ニエミネン(フィンランド)を6-2, 3-6, 6-4で、第7シードのT・ベルッチ(ブラジル)は第10シードのP・コールシュライバー(ドイツ)を7-5, 6-4で下しての8強入り。
今年の全仏オープンで自身初となる4大大会での4強入りを果たしたメルツァーは、この日は7本のサービスエースを決めるなどシャーディを1時間54分で下した。メルツァーは予選勝者のP・リバ(スペイン)を4-6, 6-4, 6-4の逆転で倒したP・スタラーチェ(イタリア)と準々決勝を行う。
2001年に準優勝を飾ったフェレーロは第2セットではニエミネンの反撃にあうも、自身のサーブでは72%の確率でポイントを奪い1時間46分でニエミネンを退けた。フェレーロはF・マイヤー(ドイツ)と準決勝進出を懸けて対戦する。マイヤーはM・ゴンサレス(アルゼンチン)を7-6 (7-1), 6-1のストレートで下し、地元ファンの声援に応えた。
地元勢との対戦とアウェーの中で勝利を上げたベルッチは、これまで2連敗中のコールシュライバーから1時間52分で勝利を飾り、今年の2月以来2度目の優勝へ向けてA・セッピ(イタリア)と準々決勝で顔をあわせる。セッピはF・フォニュイーニ(イタリア)との同胞対決を6-4, 6-4のストレートで制しての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は22万8000ユーロ。
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