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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会初日の23日、女子シングルスのボトムハーフ1回戦が行われ、地元勢で第15シードのA・レザイ(フランス)がH・エル=タバク(カナダ)に6-1, 6-1のストレートで快勝、2回戦に駒を進めた。
今月行われたバルセロナ大会でタイトルを獲得するなど、今季のクレーシーズンで好調な成績を残しているレザイは、予選勝者のエル=タバクに対し第1セットで3度、第2セットでは2度のブレークに成功し、わずか48分で初戦突破を決めている。
地元観客の大声援の中で行われた試合を終えたレザイは「とても集中していましたし、とてもストレスがありました。こういった感覚をコントロールするのは簡単ではありませんでした。だけど、センターコートで私を待ってくれていた人達に会うことは本当に楽しめました。」と、観客の期待に応えたことに満足したようだ。
この他の試合では、ディフェンディング・チャンピオンで第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)がS・シルステア(ルーマニア)を6-3, 6-1で、第2シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)がP・シュニーダー(スイス)を6-3, 6-3で下し、順当に2回戦に進出している。
今季のクレーシーズンでは通算1勝3敗と不振に陥っているクズネツォワは、昨年ベスト8のシルステアに序盤でリードされるも、そこからの9ゲーム連取などで2回戦進出を決めている。
「明らかに少し緊張していました。」とクズネツォワ。「私にとっては、それほど良いスタートではありませんでした。」
2002年のファイナリストでもあるヴィーナスは、今季27勝4敗とツアートップの成績を残しており、大会直前に発表されたランキングで2003年以来となる2位となっている。
元トップ10のシュニーダーに対し、これまで10勝0敗と全勝していたヴィーナスは、第1セットを先取すると第2セットでもリードを奪いゲームカウント5-3で自らのサービスゲームを迎える。しっかりとサービスキープで試合を終わらせたいヴィーナスであったが、逆に15-40とされブレークピンチとされてしまう。しかし、何とかこのゲームをキープしゲームセットとなった。
この日は早くも上位陣の一角が大会を去ることとなった。世界ランク11位で第10シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が、ノーシードのG・ドゥルコ(アルゼンチン)に1-6, 2-6のストレートで惨敗を喫している。
昨年の今大会ではベスト8進出を果たしていたアザレンカであったが、この日は常にドゥルコに先行される展開を強いられると、第2セットで1度だけブレークバックするのが精一杯の抵抗だった。
この他の試合の結果は以下の通り。
F・ペネッタ(イタリア) (14) ○-× A・ケタボング(英国), 6-2, 6-2
N・ペトロワ(ロシア) (19) ○-× S・チャン(中国), 6-0, 6-3
A・アマンムラドワ(ウズベキスタン) ○-× MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン) (20), 6-2, 6-4
D・チブルコワ(スロバキア) (26) ○-× E・イバノワ(ロシア), 6-2, 6-0
M・キリレンコ(ロシア) (30) ○-× K・シュプレム(クロアチア), 7-6 (7-5), 6-4
C・シーパース(南アフリカ) ○-× M・ヨハンソン(フランス), 6-2, 6-4
V・レプシェンコ(アメリカ) ○-× C・マーケイル(アメリカ), 7-5, 6-3
Y・モイスバーガー(オーストリア) ○-× C・フォイアスタイン(フランス), 7-6 (7-4), 6-3
A・サバイ(ハンガリー) ○-× S・フォレッツ(フランス), 6-2, 6-2
A・ペトコビッチ(ドイツ) ○-× E・ヴェスニナ(ロシア), 4-6, 6-1, 6-4
A・クルベール(ドイツ) ○-× A・チャクエタゼ(ロシア), 5-7, 7-6 (7-2), 6-4
J・ラーソン(スウェーデン) ○-× A・セバストバ(ラトビア), 6-2, 6-2
今大会の優勝賞金は112万ユーロ。
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