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男子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン男子(アメリカ/マイアミ、賞金総額364万5000ドル、ハード)は月曜日にシングルス3回戦の残り8試合が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)がF・セラ(フランス)を7-6 (7-2), 7-6 (7-3)と苦戦を強いられるも退け、4回戦へ進んだ。
フェデラーはセラに対してストレート勝利ながら、フェデラーらしからぬ試合運びで苦戦を強いられた。第1セットは5-3のサービング・フォー・セットから、第2セットも4-1と2度のブレークを奪いリードしてから追いつかれる展開だった。
セラの32本に対し、35本ものイージーミスを犯したフェデラーだったが、そこは16回のグランドスラム優勝の記録を持つ実力者。勝敗を分けるタイブレークでは、自身8度のサーブ全てでポイントを取り、1時間32分で勝利を死守した。
フェデラーは、「自分のテニスをきちんと整理する必要があるね。第1セットも第2セットもブレーク・アップしてリードしていて、普段ならそれを逃すことはないんだ。でも今日は彼のプレーが良くなって追いつかれてしまった。自分が崩れて追いつかれるのとは大きく違う。それでも勝てたことは重要だね。試合後に自信が持てるのは良い事さ。2度のタイブレークを続けて取れるのはそんなに無いことだからね。」とコメント。
フェデラーは各セット終盤でのセラのプレーを称賛しながらも、接戦を勝ち抜いたことへ自信を深めており、ベスト8入りを懸けて第16シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と4回戦で対戦する。ベルディフはH・ゼバロス(アルゼンチン)を6-4, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
一方、第5シードのR・ソデルリング(スウェーデン)はP・ペッツシュナー(ドイツ)を6-1, 6-2と、わずか65分で一蹴した。ペッツシュナーは7本のサービスエースを記録するも、第2サーブではわずか19%しかポイントが取れず、各セット2度のブレークをソデルリングに奪われた。ソデルリングは3度握られたブレークポイントを全て跳ね除け、好調さをアピールした。
ソデルリングは第22シードのJ・モナコ(アルゼンチン)を6-7 (4-7), 6-4, 6-2の逆転で退けた第9シードのF・ゴンサレス(チリ)と4回戦を行う。ゴンサレスは祖国チリが2月27日に受けた大震災の被災地を訪れるため、先に行われたインディアンウェルズのマスターズ1000大会への出場を直前でキャンセルしていた。
ゴンサレスは被災地救済への支援として、今週の土曜日にA・ロディック(アメリカ)と共にチャリティ・イベントのダブルス・マッチを行うことが決まった。そのチャリティ・イベントには元世界ランク1位のJ・クーリア(アメリカ)とG・クエルテン(ブラジル)も参加する豪華なものとなる予定。
その他の試合では、第7シードのM・チリッチ(クロアチア)が第25シードのM・バグダティス(キプロス)を6-3, 6-4で倒し、第10シードのF・ベルダスコ(スペイン)と4回戦で顔を合わせる。ベルダスコは第23シードのJ・メルツァー(オーストリア)を3-6, 7-6 (7-4), 6-1の逆転で破っての勝ち上がり。
第13シードのM・ヨージニ(ロシア)も第19シードのS・ワウリンカ(スイス)を1-6, 7-6 (7-5), 7-5の逆転で下した。ヨージニは、第29シードのF・ロペス(スペイン)を7-5, 6-3のストレートで下したM・フィッシュ(アメリカ)と準々決勝進出を懸けて戦う。フィッシュは2回戦で第3シードのA・マレー(英国)をストレートで破っており、その勢いを維持している。
今大会の優勝賞金は60万5500ドル。
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