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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア（クロアチア/ザグレブ、賞金総額４５万ユーロ、ハード）は初日の月曜日にシングルス６試合が行われ、第３シードのＪ・メルツァー（オーストリア）、第４シードのＶ・トロイキ（セルビア）らシード勢が順当に勝利を収め２回戦進出を決めた。

メルツァーはＤ・ブランズ（ドイツ）との１回戦で、第１セットで先にブレークをし5-3とリードしサービング・フォー・セットを迎えるもブランズにブレークを許してしまう。しかし世界ランク３２位のメルツァーは、続くブランズのサーブをブレークして第１セットを奪うと、第２セットも第８ゲームでブレークに成功したメルツァーが6-4, 6-3のストレートで初戦突破を果たした。

世界ランク３１位のトロイキはＲ・シュトラー（ドイツ）を6-3, 6-2のストレートで下して、２回戦へ駒を進めた。得意のサーブで攻め続けたトロイキは、シュトラーに１度もブレークを許さず、逆に第１、第２セットいずれも２度ずつのブレークに成功し６１分で勝利を手中に収めた。

メルツァーはＩ・クニツィン（ロシア）を4-6, 6-2, 7-5の逆転で下したＯ・ロクス（ベルギー）と、トロイキはＭ・ズベレフ（ドイツ）を6-4, 6-3で倒したＭ・ククシュキンとそれぞれ２回戦で対戦する。

その他の試合では、主催者推薦で出場のＩ・ドギッグが第８シードのＥ・コロレフ（ロシア）を7-6 (11-9), 6-4で下す金星をあげたほか、Ｉ・マルチェンコがＳ・ボレッリ（イタリア）を6-2, 6-4のストレートで破り２回戦進出を決めた。ドギッグとマルチェンコが２回戦で顔を合わせる。

今大会の第１シードはＭ・チリッチ（クロアチア）で、先週まで行われていた今季最初のグランドスラムである全豪オープンで、４大大会で自身初のベスト４入りを果たす活躍を見せた。２月１日発表の最新の世界ランクで１０位へ浮上し、初のトップ１０入りを果たした。１回戦はＪ・ハジェク（チェコ共和国）と水曜日に対戦する予定。

また、予選には日本から鈴木貴男（日本）が出場していたが、予選２回戦で第７シードのＭ・フィッシャーに惜しくもフルセットで敗れ、本戦入りとは行かなかった。

今大会の優勝賞金は６万８４５０ユーロ。