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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会12日目の29日、男子シングルス準決勝が行なわれ、第1シードのR・フェデラー(スイス)が第10シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-2, 6-3, 6-2のストレートで下し、2年連続となる決勝進出を果たした。
グランドスラムで通算22度目、8大会連続となる決勝進出を決めたフェデラーは、今大会4個目のタイトルを目指し、決勝で第5シードのA・マレー(英国)と対戦する。
準々決勝でディフェンディング・チャンピオンのR・ナダル(スペイン)に勝利していたマレーは、準決勝で第14シードのM・チリッチ(クロアチア)を下し、1936年のフレッド・ペリー以来となるグランドスラムの栄冠を母国に持ち帰るべく決勝に進出していた。
22歳のマレーが背負っているものについてフェデラーは「彼はその質問をたくさんされているだろうね。もし彼がその質問に辟易していても驚かないよ。プレッシャーと期待を背負いながら彼はとても良くやっていると思う。イギリスのメディアは痛烈だからね。だから、彼は重圧のなかで良くやっているよ。」とコメント。
しかし、オンコートインタビュアーのJ・クーリア(アメリカ)に促されるとフェデラーは「彼が決勝に勝って15万年ぶりの英国人チャンピオンになりたいのは知っているよ。このプレッシャーに耐えなきゃいけないなんて可哀想だけどね。」とジョークを飛ばし、満員の会場から笑いを誘った。
優勝した2005年のウィンブルドン以降、グランドスラム19大会で18度目の決勝進出を果たしたフェデラーが、唯一決勝に進出できなかったのは2008年の今大会のこと。その時フェデラーに勝利したN・ジョコビッチ(セルビア)は、自身初となるメジャータイトルを獲得している。
この日の試合で、世界ランク10位のツォンガにブレークチャンスを与えることなく勝利したフェデラーは「こんな風に試合に勝てるなんてナイスだね。トップ選手との対戦で第1セットを奪うことは、いつも前向きなことだよ。」と会心の勝利を振り返った。
またフェデラーは続けて「多分、彼は肉体的よりも精神的に疲れ果てていたと思う。残念なことだよ。」とツォンガを気遣った。
第1、第2セットを先取したフェデラーは、第3セット開始早々にブレークに成功すると、第5ゲームでもブレークに成功し4-1とリードを広げる。最後は自らのサービスゲームをキープしたフェデラーが、わずか88分で勝利を収めた。
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