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女子テニスツアーのメディバンク国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額60万ドル、ハード)は金曜日に決勝戦を行い、第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)が第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)を6-3, 6-2のスコアで一蹴して優勝、18日から始まる全豪に向けて弾みをつけた。デメンティエワは優勝賞金9万8500ドルを獲得した。
試合は開始早々、デメンティエワが第3ゲームでブレークに成功して2-1とリードする。しかしセリーナはすぐにブレークバックに成功して2-2とすると、次のゲームをきちんとキープして3-2とする。
しかしそこからデメンティエワの猛攻が始まり、7ゲーム連取に成功、第1セットを6-3で奪うと、第2セットも3-0とリードを重ね、そのまま試合に終止符を打った。
セリーナは試合中、左ひざを痛めたようにみえたが、大丈夫だったようだ。セリーナは全豪では予定通り、シングルスとダブルスの両方に出場すると述べている。ダブルスのパートナーは姉のV・ウィリアムズ(アメリカ)。
試合後、セリーナは「彼女(デメンティエワ)はいいプレーをしていたと思う。約1002本の凡ミスを犯したわ・・・。でも後で(全豪で)こんなことになるよりはましだったと思う。」と話した。
「ツアーで2カ月もプレーしていなかった。だから今大会を乗り越えられてよかった。」
また左足について聞かれたセリーナは「ちょっと問題を抱えている。でも言い訳はしたくない。彼女は本当に勝利に値するわ。」と勝者をたたえた。
セリーナは昨年優勝している全豪について、調子はいいと語る。「準備はできていると思うし、体もフィットしている。今日の決勝ではいいプレーはできなかったけれど、全豪ではもっといいプレーができると思うわ。」
28歳のデメンティエワは今大会で2連覇を達成した。2連覇を達成したのは2001年と2002年に優勝したM・ヒンギス(スイス)以来のこと。
これでデメンティエワのセリーナとの対戦成績は5勝7敗となった。またツアーでは15勝目となった。
デメンティエワは「今日のプレー、そしてこの1週間に満足している。期待通りの結果だわ。攻撃的にプレッシャーをかけながらプレーができた。いい経験になった。来週からの全豪に向けてプラスになった。」と話した。
デメンティエワは全仏と全米で準優勝を飾っているものの、グランドスラム大会での優勝はまだない。全豪ではその悲願のタイトルを狙う。
それについてデメンティエワは「今回の優勝は自信になった。でもグランドスラムとなるとまた別の話。今週の疲れから回復し、1回戦に備えたい。」と気を引き締めていた。
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