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女子テニスのツアー最終戦であるソニー・エリクソン・チャンピオンシップ(カタール/ドーハ、賞金総額455万ドル、ハード)は大会5日目の31日、シングルス準決勝2試合が行われ、第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と第7シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)が勝利を収め、決勝に進出した。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるヴィーナスは、第8シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を5-7, 6-3, 6-4とフルセットの逆転で下し決勝に進出。一方のセリーナは、第4シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)に6-4, 0-1とリードした場面でウォズニアキが棄権したため、決勝へ進出している。
今年の年度末ランキング1位の座を確定させているセリーナが、ツアー最終戦で決勝に進出するのは2004年以来のこと。過去2年間はラウンドロビンで敗退を喫しているセリーナであるが、今大会では唯一無敗のまま決勝進出を果たした。
「ここにはベストを尽くすためだけに来たの。そしてここにいるわ。」とセリーナ。
グランドスラム11勝のセリーナは、2001年の最終戦でタイトルを獲得しており、それ以降は2度の準優勝があるだけで、今回の決勝に勝てば8年ぶりのタイトル獲得となす。またヴィーナスは、タイトル防衛にあと1勝となった。
「素晴らしいことだわ。とても興奮しています。これこそ、私がシーズンを終えたかった方法です。」とはヴィーナスの弁。
ヴィーナスとセリーナは、今季のウィンブルドン決勝でも姉妹対決を行っており、その時はセリーナが姉のヴィーナスを破り優勝している。また、姉妹対決がグランドスラム決勝で行なわれるのは、通算4度目のことであった。
この日の試合でウォズニアキは第1セット途中、胃痛の治療のためにメディカル・タイムアウトを要求すると、第2セット第1ゲームでサービスブレークに成功した直後に主審のもとに歩み寄り、試合続行が不可能な旨を申し伝えた。その後、ネットに歩み寄ってきたセリーナと抱き合うと、申し訳なさそうな笑顔で棄権の理由を説明した。
「プレーを続けることは出来ませんでした。持っていた体力を使い果たしました。」と語ったウォズニアキは、ラウンドロビン3試合の合計で6時間以上も試合を行っていた。
この試合ではセリーナも、左のももにテーピングを施していた。さらにセリーナは、来週末に行われる予定のフェド杯の欠場を表明している。「この大会の終わりと共にシーズンを終えます。文字通り、自分の持つ全てをぶつけて見せるわ。」と、決勝で燃え尽きる覚悟をセリーナは見せた。
一方のヴィーナスはヤンコビッチとの準決勝、第3セットでゲームカウント0-2とリードされてしまうが、そこから3連続ブレークに成功し5-3と逆にリードを奪う。そして迎えた第9ゲーム、ヴィーナスはブレークピンチをしのぐと、このゲームをキープし、2時間34分で勝利を収めた。
2年連続での決勝進出を果たしたヴィーナスは「第1セットでは、ボールの感覚がなかったわ。試合に戻って、彼女のような堅実な選手相手に良いプレーが出来たことは、素晴らしいと思います。」と試合を振り返った。
今回が通算10度目となる両者の対戦であったが、その内9度はフルセットでの決着となっており、通算成績も5勝5敗と五分になった。前回の対戦も今大会の準決勝で、その時もヴィーナスがフルセットで勝利を収めていた。
今シーズン開始時は世界ランク1位であったヤンコビッチは、シーズン中盤でスランプに陥りランキングを大きく落とすと、今大会には滑り込みで出場を果たした。そのヤンコビッチは、短い休暇を過ごした後に、かつての勢いを取り戻すべくトレーニングを始める予定。
「またトップに戻るのが私の目標です。私にはその力があります。」と語ったヤンコビッチは、今大会のベスト4進出で再び自信を取り戻した様子を見せた。
ラウンドロビンでは1勝2敗と負け越していながらも、決勝進出を果たしたヴィーナスは「これが今シーズン最後の大会です。だから自分の1000%を出し尽くしたいと思います。」と、大会連覇への意欲を語っていた。
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