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今年のウィンブルドン決勝で死闘を演じ、見事に優勝したR・フェデラー(スイス)。そのフェデラーの試合を見ていた元王者P・サンプラス(アメリカ)が、「フェデラーは史上最強の選手」と評した。
フェデラーは決勝でA・ロディック(アメリカ)を5-7, 7-6 (8-6), 7-6 (7-5), 3-6, 16-14で振り切り、サンプラスの記録を抜いて、前人未到の四大大会15勝目をあげた。試合時間は4時間16分に及んだ。
サンプラスは「僕の辞書には、彼(フェデラー)は史上最強の選手、と書かれているよ。R・ナダル(スペイン)がいる、という批評家や人々がいるけど、僕の意見では彼が最強の選手だ。伝説的で象徴的な選手になっているね。」と話している。サンプラスは四大大会で14勝しており、今回、その記録をフェデラーに塗り替えられた。しかしウィンブルドンでは7勝しており、フェデラーがそれに追いつくにはあと1勝必要だ。
またサンプラスは「彼は偉大なチャンピオンだし、偉大な人物。とても謙虚で、好感を持っている。」とも話している。
サンプラスは、まだ27歳のフェデラーはさらに四大大会で優勝できると予想している。「彼は少なくとも四大大会で17勝か18勝はできると思う。まだ27歳だし、体調に問題がなければいけると思う。」
2002年の大会を最後にウィンブルドンを去っていたサンプラスは、この決勝のためだけに、夜を徹してアメリカからロンドンまで訪れ、そして自分の記録が破られる瞬間を見守った。
「ロジャー(フェデラー)は楽々とプレーしている。サーブは強烈だし、フォアもバックもいい。僕は彼のプレースタイルが好きだよ。コート上でもコート外でも上品だしね。」
「彼の試合は観ていて楽しい。彼の身体能力は素晴らしいし、ランニングショットで何をやってくれるか楽しみなんだ。彼はこれまで立てられたどの記録も破ることができるし、実際にそうしてくれんじゃないかと思っている。」
1962年と69年に二度の年間グランドスラムを達成している71歳のR・レーバー(オーストラリア)もフェデラーの能力を褒め称えている。「ロジャーの打つフォアもバックも天才的だ。今回の決勝戦はすばらしかった。アンディ(ロディック)はサーブで押したが、最後は疲れていた。」
ウィンブルドンで5勝しているB・ボルグ(スウェーデン)も、フェデラーはまだまだ四大大会で優勝すると予測している。「彼は少なくともこれから3年はプレーを続けることができる。怪我がなく、熱意があれば、さらに多くの決勝戦を経験するだろう。」
またボルグは「ロジャーには弱点がない。彼のプレーは本当に楽しい。彼はテニス選手になりたいと望む誰にとっても正しいお手本だよ。」とも語っている。
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