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テニスのグランドスラム大会である全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会5日目の28日、女子シングルス2回戦が行なわれ、前日に中断されていた第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)とL・サファロバ(チェコ共和国)の対戦が第2セット初めから再開され、ヴィーナスが6-7 (5-7), 6-2, 7-5の逆転で勝利、3回戦に進出した。
世界ランク46位のサファロバが第1セットを先取したところで日没、中断となっていたこの試合は、ヴィーナスが第2セットを取り返し、ファイナルセットへともつれ込む。
勝負が決まる第3セット、ゲームカウント3オールのサファロバのサービスゲームでヴィーナスがブレークチャンスを得たものの、ここはサファロバがしのぎキープに成功する。そして第10ゲーム、サファロバが5-4とリードしたヴィーナスのサービスゲームで、サファロバがマッチポイントを迎える。しかしヴィーナスのサーブに対し浅くなったサファロバのリターンを、ヴィーナスがしっかりとウィナーを決めると、続く2ポイントをヴィーナスが取り5オールとなる。
この場面を振り返ったサファロバは「試合の流れが変わったわ」と語った。
第11ゲームでブレークチャンスを得たヴィーナスは、バックハンドのリターンエースを決めブレークに成功、続く第12ゲームをしっかりとキープし、8年連続となる3回戦進出を果たした。
そのヴィーナスの妹である第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)は、V・ルアノ=パスクアル(スペイン)に6-2, 6-0で快勝、こちらも3回戦に駒を進めている。1回戦はフルセットの接戦であったセリーナだったが、この日は5度のブレークに成功するなどルアノ=パスクアルを寄せ付けず、わずか57分で勝利を収めた。
第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)と元世界ランク4位のJ・ドキッチ(オーストラリア)との対戦は、デメンティエワが6-2, 3-4とリードした場面で、ドキッチが背中の故障を理由に棄権を申し入れ、デメンティエワが3回戦に進出した。
第2セット第5ゲームの途中、バックハンドを放ったドキッチは痛みに顔をしかめインジュリー・タイムを要求、慎重にベンチに戻ったドキッチはトレーナーを呼び背中の治療を受ける。コートに戻ったドキッチは、デメンティエワのサービスゲームをブレークし3-2とリードするが、続く2ゲームを連続で失うと主審に棄権を申し入れた。
世界ランク4位のデメンティエワは、四大大会全てでベスト4以上に進出したことがあり、全仏オープンでは2004年に決勝進出を果たしている。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・ヤンコビッチ(セルビア) (5) ○-× M・リバリコワ(スロバキア), 6-1, 6-2
S・クズネツォワ(ロシア) (7) ○-× G・ウォスコボエワ(カザフスタン), 6-0, 6-2
C・ウォズニアキ(デンマーク) (10) ○-× J・クレイバス(アメリカ), 6-1, 6-4
A・ラドワンスカ(ポーランド) (12) ○-× M・コリツェワ(ウクライナ), 6-1, 6-4
T・ガルビン(イタリア) ○-× M・バルトリ(フランス) (13), 6-3, 7-5
V・ラッツァーノ(フランス) ○-× A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) (18), 6-2, 6-2
S・シルステア(ルーマニア) ○-× A・コルネ(フランス) (21), 6-3, 6-2
A・ウズニアッキ(カナダ) (24) ○-× P・マーティク(クロアチア), 6-3, 6-3
M・シンク(ハンガリー) ○-× S・バンマー(オーストリア) (28), 4-6, 6-3, 10-8
S・ストザー(オーストラリア) (30) ○-× Y・ウィックマイヤー(ベルギー), 6-3, 4-6, 6-4
J・グロス(オーストラリア) ○-× M・デュケ=マリーノ(コロンビア), 6-2, 7-6 (11-9)
K・ボンダレンコ(ウクライナ) ○-× O・ロゴウスカ(オーストラリア), 4-6, 7-5, 7-5
MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン) ○-× V・クツゾワ(ウクライナ), 3-6, 6-3, 6-3
L・ドミンゲス=リノ(スペイン) ○-× A・グラッチ(アメリカ), 7-6 (7-0), 7-5
今大会の優勝賞金は106万ユーロ。
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