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女子テニスツアーのフォルティス選手権（ルクセンブルグ/ルクセンブルグ、賞金総額２２万５０００ドル、ハード）は２２日、シングルス２回戦５試合が行われ、第２シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）が、Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国）に2-6, 4-6のストレートで敗れ、不調のシーズンを象徴するかのように８強入りを逃した。

昨年は４大会で優勝を飾り、ＵＳオープンでもベスト４入りするキャリア・ベストの１年を送ったチャクエタゼだが、今季はそのＵＳオープンでも１回戦敗退を喫するなど、この日の敗戦で２７勝２３敗と不振に喘いでいる。勝利したベネソバは、２００４年３月以来の優勝を目指し、Ｍ・コリツェワ（ウクライナ）を7-6 (8-6), 6-3で下した第６シードのＮ・リー（中国）と準々決勝を行う。

第３シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）は、Ｓ・リシキ（ドイツ）を6-0, 6-2で下す快勝で、ベスト８進出を決めた。シーズン序盤は全豪オープンでベスト４入りするなど、好調だったハンチュコバだが、右足かかとの疲労骨折で約３ヶ月のツアー離脱を余儀なくされ、復帰後は１０勝１２敗とそれまでの調子を崩していた。この日は世界ランク１５位のハンチュコバが、同５６位のリシキにわずか５９分で力の差を見せ付けた。ベスト４進出を懸けて、第８シードのＳ・シルステア（ルーマニア）と対戦する。シルステアはＳ・エラーニ（イタリア）を6-4, 6-2で下しての勝ち上がり。

その他、第４シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）もＳ・ポン（中国）を6-4, 6-4で退け、順当に８強へ名を連ねた。１８歳のウォズニアキは、今年はツアー初優勝を飾り、その後も２大会でタイトルを獲得するなど、ブレークの年となった。この日もポンを終始圧倒し、１時間３６分で準々決勝へ駒を進めた。

なおこの日は、シングルス１回戦残り３試合も行われ、第５シードで元世界ランク１位のＡ・モレスモ（フランス）が、予選を勝ち上がったＳ・ゲルラインを6-2, 3-6, 6-0のフルセットで退け、初戦突破を果した。２回戦では、主催者推薦のＹ・ウィックマイヤー（ベルギー）を、7-5, 6-4のストレートで下して初戦突破を果たしたＡ・グローネフェルド（ドイツ）と対戦する。

第７シードのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）は、ダブルス・パートナーのＶ・ルアノ=パスクアル（スペイン）を6-2, 6-1のストレートで下し、２回戦進出を決めた。２回戦でメディーナ=ガリゲスは、Ｃ・カスターノ（コロンビア）と対戦、その勝者がウォズニアキと準々決勝で顔を合わせる。

今大会の優勝賞金は３万５０００ドル。