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女子の国別テニス対抗戦であるフェドカップの決勝、スペイン対ロシアの対戦の初日が、スペインのマドリッドでマドリッドで行われ、ディフェンディング・チャンピオンのロシアが、シングルスで2勝を挙げ、優勝に王手をかけた。
ここ5年間で4度目の優勝を狙うロシアは、世界ランク7位のS・クズネツォワ(ロシア)と、同ランク9位のV・ズヴォナレーワ(ロシア)がシングルスに登場、それぞれ勝利を収めた。
この日の第1試合では、ズヴォナレーワがA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)と対戦、6-3, 6-4のストレートで勝利し、ロシアに1勝目をもたらすと、続く第2戦では、クズネツォワがC・スアレス・ナバロ(スペイン)を6-1, 6-3で下し、優勝に王手をかける2勝目をチームにもたらした。
初戦を勝利したズヴォナレーワは、「第1試合をプレーするのは大変だったけど、勝てて嬉しい。第2セットの中盤で少し集中力が衰えて、いくつかミスを犯し、彼女(メディーナ=ガリゲス)が良いショットで応戦してきた。しかし、そこから再びプレーのレベルを押し上げることが出来て、満足している。」とコメントした。
決勝がスペインのホームで行われるにも関わらず、強力な優勝候補として乗り込んできたロシアチームは、クズネツォワとズヴォナレーワという
2人のトップ10選手を擁し、必勝体制だ。対するスペインは、世界ランク29位のメディーナ=ガリゲスが、最高ランキング保持者となる。
北京五輪では初戦敗退、全米オープンでも3回戦敗退と、最近は精彩を欠いた成績しか残せていなかったものの、大きな2勝目をロシアにもたらしたクズネツォワは、「試合の鍵は、自分に勝つことではなかった。勝負を急いで、限界以上のプレーをしようとした、そして彼女(スアレス・ナバロ)が盛り返してきた。しかし、そこから自分の間でプレーするようにして、トップギアに戻せた。フェド杯でプレーする時は、いつもたくさんの情熱と精力を傾けている。最近の不調なんか忘れて、ベストを尽くすだけ。」とコメントを残した。
クズネツォワは、翌日に行われるシングルス第3戦で、メディーナ=ガリゲスと対戦する予定で、勝利すればロシアの優勝が決る。2004年の全米オープン覇者のクズネツォワは、メディーナ=ガリゲスに対し4戦全勝と相性が良い。続く第4戦には、ズヴォナレーワとスアレス・ナバロの対戦が予定されているが、第3戦でロシアの優勝が決っている場合、組み合わせが変更になる可能性がある。
もし、スペインがシングルス2戦を取り戻した場合、優勝決定戦となるダブルスは、ロシアのE・マカロバ(ロシア)/E・ヴェスニナ(ロシア)組と、V・ルアノ=パスクアル(スペイン)/N・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)組の対戦が予定されている。
通算成績では1勝4敗と、ロシアに負け越しているスペインは、1998年以降、フェドカップでの優勝はない。
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