（アメリカ、コネチカット州ニューヘイブン）
ＵＳオープンシリーズ最終戦パイロット・ペン・テニスの男子部門（賞金総額６０万ドル、ティア２）２回戦が行われ、トップシードのＪ・ブレーク（アメリカ）が世界ランキング５７位のＲ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）に2-6, 7-6 (6), 7-6(4)で敗れる波乱が起きた。
ブレークは第１セットを先取し第２セットも優勢だったが、第２セットのタイブレークを落としセットオールとされると、第３セットもタイブレークの末落とし、痛い負けを喫することとなった。ブレークはマッチポイントを５度握ったが最後の１ポイントが遠かった。逆転負けを喫したブレークは、「勝てる試合を落としてしまった。彼（ラミレス=イダルゴ）は素晴らしいテニスをしていたと思う。ただ僕のサービスで３回か４回マッチポイントがあったのに、それらを決めることが出来なかったのにはがっかりしているよ。」と落胆していた。
この日のスタジアムは、地元ブレークの応援のためにかけつけたファンで埋め尽くされていた。「今日会場に来て、僕を応援してくれた人の殆どを僕はよく知っているんだ。今日のような状況下で、僕はこれまでとても良いプレーが出来ていただけに今日の結果については残念に思っている。ただ彼らは、たとえ僕が負けたとしても、常に僕の応援者であり続けてくれるんだ。」
この日行われた男子シングルス２回戦の結果は以下の通り。
Ｎ・ダビデンコ（ロシア） (2) ○-× Ａ・クレマン（フランス）, 6-2, 6-1
Ｍ・バグダティス（キプロス） (3) ○-× Ｍ・ベレー（ドイツ）, 7-6 (7-5), 7-6 (8-6)
Ｊ・ニエミネン（フィンランド） (4) ○-× Ｇ・ルゼッドスキ（英国）, 7-6 (7-2), 6-4
Ｄ・フェレール（スペイン） (5) ○-× Ｍ・フィッシュ（アメリカ）, 6-2, 2-6, 7-6 (7-5)
Ｊ・アカスーソ（アルゼンチン） (6) ○-× Ｎ・マウー（フランス）, 7-5, 3-3, 途中棄権
Ｆ・べルダスコ (7) ○-× Ｊ・ベネトー（フランス）, 7-6 (7-4), 6-4
Ｏ・ロクス（ベルギー） (8) ○-× Ｇ・シモン（フランス）, 4-6, 6-4, 6-3
Ｇ・モンフィス（フランス） (9) ○-× Ｍ・ジケル（フランス）, 7-6 (8-6), 6-4
Ａ・カイエリ（アルゼンチン） (10) ○-× Ｍ・ミルニ（ベラルーシ）, 7-6 (7-4), 6-3
Ｊ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン） (12) ○-× Ａ・セッピ（イタリア）, 6-3, 6-2
Ｘ・マリス（ベルギー） (13) ○-× Ｒ・ヴィク（チェコ共和国）, 6-1, 4-6, 6-3
Ｎ・マス（チリ） (14) ○-× Ｂ・パシャンスキ（セルビア）, 6-3, 7-6 (7-4)
Ｒ・ソデルリング（スウェーデン） (15) ○-× Ｓ・クエリー（アメリカ）, 6-3, 4-6, 6-1
Ｐ・スリチャパン（タイ） (16) ○-× Ｓ・ワウリンカ（スイス）, 7-6 (7-2), 4-6, 6-4
Ｊ・メルツァー（オーストリア） ○-× Ｆ・ロペス（スペイン）, 6-7 (3-7), 7-6 (7-1), 6-4
（2006年8月23日14時44分）
前年女王が涙 3回戦敗退 
