男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、ATP500)は27日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク47位の
T・フリークスポール(オランダ)が第1シードの
D・メドベージェフを2-6, 7-6 (9-7), 7-5の逆転で破り、大会初のベスト4進出を果たした。
>>柴原 瑛菜ら出場 ATXオープン組合せ<<>>フリークスポール、チチパスらドバイ選手権組合せ<<>>ゴファンらアビエルトメキシコテルセル組合せ<<28歳のフリークスポールは今大会、1回戦で予選勝者で世界ランク72位の
R・サフィウリンを下すと、2回戦では昨年王者で第5シードの
U・アンベール(フランス)をフルセットで撃破し8強入りした。
一方のメドベージェフは1回戦で世界ランク46位の
J・シュトルフ(ドイツ)、2回戦で同29位の
G・ペリカー(フランス)をそれぞれストレートで下しての勝ち上がり。
準々決勝、第1セットでは第6ゲームで先にブレークを許すと、続く第8ゲームでもブレークを奪われ、圧倒されて先行される。
第2セットでも第4ゲームで先にブレークされ崖っぷちに。直後の第5ゲームでブレークバックするが、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームでは2度のマッチポイントとなるブレークポイントを握られる。これをセーブしたフリークスポールだが、続く第12ゲームでも2度のマッチポイントを凌ぐ防戦一方の展開になる。
それでもここをなんとかし凌ぐと、タイブレークでは3度のミニブレークを奪いセットカウント1-1に。ファイナルセットでは互いに1度もブレークチャンスを掴めないまま終盤に突入すると、第12ゲームで4度のマッチポイントを手にしたフリークスポールが4度目のチャンスをものにして2時間36分のタフマッチを制した。
試合後、メドベージェフはフラストレーションを露わにし、ラケットを叩きつけ破壊している。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフリークスポールのコメントが掲載された。
「この勝利にとても満足しているよ。第2セットでは何度もマッチポイントを握られたね(笑)。ダニール(メドベージェフ)は信じられないような選手で素晴らしい競争相手でもある。彼は何年もトップに君臨するような選手だから、この勝利はとてもうれしい」
「第1セットは僕も悪くなかったけど、彼がとても良かった。第2セットも先にブレークダウンしたけど、そこで諦めなかったんだ。ブレークバックしたとき、少しだけ流れが僕の方にきた気がした。マッチポイントの場面とか、第2セットのタイブレークでは少しラッキーだったね」
勝利をもぎ取ったフリークスポールは準決勝で第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準々決勝で世界ランク30位の
M・ベレッティーニ(イタリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク21位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)、予選勝者で同77位の
Q・アリス(フランス)が4強入りを決めた。
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