総合テニス専門サイト「テニス365」は2024年で創業から20周年を迎えた。今回、20周年を記念した特別企画として「総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合」を開催。11月に行ったアンケートをもとに、テニスファンが選ぶ思い出の試合が決まる。選挙結果は12月4日~26日にかけてランキング形式で発表されていく。
>>【動画】18歳・錦織 圭 ツアー初優勝、伝説の始まり<<>>【総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合】ランキング一覧はこちら<<今回は特別編。アンケートで多くの票を集めながら惜しくもランク外となった試合を厳選し紹介する。今回紹介するのは、2008年のデルレイビーチ国際(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)シングルス決勝で、
錦織圭が
J・ブレイク(アメリカ)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で破りツアー初タイトルを獲得した試合。
当時18歳で世界ランク244位だった錦織は、予選3試合を勝ち抜き本戦入り。ツアー大会の本戦に出場するのはこれがまだ5大会目だった。
それでも錦織は自身よりもランキング上位の選手を次々と撃破。準決勝では当時世界ランク62位の
S・クエリー(アメリカ)を破り、ついに決勝の舞台に到達した。
決勝の相手は当時世界ランク12位のブレイク。ブレイクは世界ランキングの自己最高位が4位で、ツアー優勝も10度経験しているトップ選手だった。
迎えた決勝戦、第1セットはブレイクの強打に押し込まれ落とした錦織だったが、ここから積極的なプレーで徐々に主導権を握っていく。第2セットは錦織が第2ゲームで先にブレークを奪うと、そのまま一気に5ゲーム連取に成功し1セットオールに追いつく。
ファイナルセット、錦織は第3ゲームでブレークポイントを握ると、バックハンドでリターンエースを決めブレークに成功。サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームで最後はブレイクのボールがネットにかかり、日本人男子選手では
松岡修造以来史上2人目となるツアー優勝を成し遂げた。
また、2024年現在で18歳1ヵ月でのツアー制覇は
L・ヒューイット(オーストラリア)と
A・メドウェデフ(ウクライナ)に次ぎ史上3番目の若さという偉業となっている。2000年以降では18歳2ヵ月で初優勝を飾った
R・ナダル(スペイン)や
C・アルカラス(スペイン)を抑え、錦織が最年少。
錦織はこの年、男子プロテニス協会のATPが選出する最優秀新人賞を受賞。その後はツアー12勝を挙げ、世界ランキングは最高4位を記録。史上最高のアジア人選手として、その名を轟かせていくことになる。
この試合に投票したファンは「当時無名だった錦織がブレイクを倒して優勝したのは衝撃的だった」「日本テニス界の希望が誕生した瞬間。そのプレーに魅了された」「若さに関する記録が話題となるたびに錦織のこの偉業を思い出す」といった声を寄せている。
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