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死闘の末に準決勝敗退「これも成長の一部」

ヤニック・シナー
(左から)シナーとアルカラス
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は7日に男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)は第3シードのC・アルカラス(スペイン)に6-2, 3-6, 6-3, 4-6, 3-6の4時間9分に及ぶフルセットの死闘の末に敗れ、同大会初の決勝進出とはならなかった。試合後の会見でシナーは「このような結果になってしまったことは残念だけど、これも僕の成長の一部であり、過程なんだ」と語った。

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22歳のシナーが同大会に出場するのは5年連続5度目。最高成績は2020年の8強入りとなっていた。

今大会では1回戦で世界ランク46位のC・ユーバンクス(アメリカ)、2回戦で同124位のR・ガスケ(フランス)、3回戦で同56位のP・コトフ、4回戦で同79位のC・ムーテ(フランス)、準々決勝で第10シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を下し4強入りした。

世界ランク3位でライバルとして認め合うアルカラスとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、シナーは3度のブレークに成功して先行する。

続く第2セット、シナーは幸先良く第1ゲームでブレークするもここから流れはアルカラスに。第4ゲームでブレークバックを許すと、第6ゲームでもブレークされ、5ゲームを連取されてセットカウント1-1に追いつかれる。

第3セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えたシナーのサービスゲームの第5ゲームでシナーが右手を気にする仕草を見せる。第5ゲーム終了後のエンドチェンジ間で右手のマッサージを受けたシナーだが、直後の第6ゲームで2度目のブレークに成功。第7ゲーム終了後に両太もものマッサージを受けるも、アルカラスに反撃を許すことなくこのセットを取った。

第4セット、終盤まで互いにキープを続けたが、第10ゲームでセットポイントとなるこのセット初のブレークポイントを握られる。このピンチでアルカラスにバックハンドのウィナーを決められ、勝負はファイナルセットへ。

ファイナルセット、第2ゲームでブレークを許すと、その後は挽回することができず。4時間9分の死闘の末に力尽きた。

試合後の会見でシナーは「素晴らしい試合だったと思う。確かにね。彼(アルカラス)が取ったセットでは、重要なポイントでいいプレーをしていた。それが鍵だったと思う。このような結果になってしまったことは残念だけど、これも僕の成長の一部であり、過程なんだ。今はただ、もっと上を目指して、できる限りのベストを尽くしたいと思っている」とコメント。

「そして、この大会で何ができるかを見てみたい。ポジティブに考えれば、去年より確実に良くなっている。オリンピックに出場するから、またここでプレーするチャンスがある」

また、今後は芝シーズンに突入するなかそこに向けての思いも語った。

「そのことについてはチームと話し合う必要がある。フィジカル的なことに取り組むのは確かだ。たぶん2、3日のオフをとってからね。それで終わり。つまり、芝のシーズンはこれまでとは違うんだ。準備も違う。使う筋肉も違う。ハレでどんなプレーができるか見てみよう。ハレはウィンブルドンとは明らかに違うけど、でも芝であることに変わりはない。楽しみだよ。今年はどんなプレーができるかな」

一方、勝利したアルカラスは全仏オープン初優勝と四大大会3勝目をかけ、決勝で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準決勝で第7シードのC・ルード(ノルウェー)を逆転で下しての勝ち上がり。

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