テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、第3シードの
D・メドベージェフが世界ランク69位の
N・ボルジェス(ポルトガル)を6-3, 7-6 (7-4), 5-7, 6-1で破り、2022年以来2年ぶり3度目のベスト8進出を果たした。試合後の会見でメドベージェフは次戦について「精神的にいい準備をしたい」と明かした。
>>アルカラスvsキツマノビッチ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、アルカラスら全豪オープン組合せ<<2021年と2022年は準優勝という成績を残している世界ランク3位のメドベージェフ。今大会は1回戦で予選を勝ち上がった同144位のT・アトマネ(フランス)が第4セット途中に棄権したため初戦突破。2回戦では同53位の
E・ルースブオリ(フィンランド)との死闘を制すと3回戦で第27シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を下し16強に駒を進めた。
この日の第1セット、メドベージェフは第6ゲームで先にブレークに成功。その後はブレークバックのチャンスを与えず先行する。続く第2セットでは1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。3度のミニブレークに成功したメドベージェフがセットカウント2-0と勝利に王手をかける。
そして第3セット、メドベージェフは1ブレークアップとしゲームカウント5-3とリード。しかし。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークバックを許すとそのまま4ゲームを連取され、1セットを返される。
それでも第4セット、メドベージェフはファーストサービスが入ったときに93パーセントの高い確率でポイントを獲得。ボルジェスに1ゲームしか取られることなく、3時間7分で勝利した。
今年の優勝候補について
N・ジョコビッチ(セルビア)に加え、
C・アルカラス(スペイン)や
J・シナー(イタリア)も候補に挙がっている。あなたはその次にいると思いますかと試合後の会見で質問を受けたメドベージェフは次のように明かした。
「そんなことはないと思う。昨年は特にポイントという点では、他の選手と少し差をつけることができたね。でも今、彼らはみんな素晴らしいテニスをしているよ」
「自分の価値は分かっている。自分がどれだけプレーできるかもね。昨年の全米オープンではゲームスタイル的にタフな相手と戦って、それを証明した。彼らを倒すことができた。準備はできている。テニスコートでそれを見せられるといいね。僕には勝つことが必要なんだ」
勝利したメドベージェフは準々決勝で第9シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは4回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク122位の
A・カゾー(フランス)を7-6 (8-6), 7-6 (7-3), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
次戦についてメドベージェフは「僕にとってタフな相手であることは確か。最後の3試合は負けたと思う。いや、とにかく負けたよ(笑)。彼はサーブがうまい。サーブを返すのは難しいよ。エースの数では彼がナンバーワン。それが鍵になるだろうね。自分のサーブをしっかりキープして、彼にブレークを許さないか。明日は精神的にいい準備をしたいよ」と述べた。
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