男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は11日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク18位の
A・デ ミノー(オーストラリア)が第2シードで同3位の
D・メドベージェフを7-6 (9-7), 7-5のストレートで破り、「ATPマスターズ1000」初のベスト4進出を果たした。
>>【動画】デ ミノー、世界3位メドベージェフ撃破の瞬間<<>>アルカラスらナショナル・バンクOP組合せ<<前週のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)で今季2度目の準優勝を決めた24歳のデ ミノー。ナショナル・バンク・オープンに出場するのは3度目であり、最高成績は昨年の16強となっている。
今大会では1回戦で第11シードの
C・ノリー(イギリス)、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク141位の
G・ディアロ(カナダ)、3回戦で第8シードの
T・フリッツ(アメリカ)を下し8強入りした。
準々決勝の第1セット、第6ゲームで先にブレークを許したデ ミノー。それでもメドベージェフのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークバックに成功しタイブレークにもつれ込む。タイブレークでは開始から4ポイントを連取されたデ ミノーだが、3度のセットポイントを凌ぎ先行する。
続く第2セット、デ ミノーはメドベージェフに1ブレークアップとされゲームカウント2-4とリードを許す。それでも第8ゲームでブレークバックに成功すると終盤となる第12ゲームで2度目のブレークを奪い、2時間3分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにデ ミノーのコメントを掲載し「今日は最高のテニスをしなければならなかった。この1週間は僕にとって最高だった。正しいプレーができたよ。昨年末に彼に勝利したことで、自分にもチャンスがあるという自信がついたんだと思う。ただ、正しいプレーをするだけだった」と語った。
「ダニールとの対戦はチェスのような試合になることは分かっている。互いに適応するのがとても上手く、異なるスタイルでプレーする。でもアグレッシブでチャンスを逃さない。このスタイルが僕のベストだと思う」
勝利したデ ミノーは準決勝で世界ランク37位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。ダビドビッチ フォキナは準々決勝で同59位の
M・マクドナルド(アメリカ)を6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
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