男子テニスのグランビー ナショナルバンク チャンピオンシップ(カナダ/グランビー、ハード、ATPチャレンジャー)は22日にシングルス準決勝が行われ、予選勝者で世界ランク579位の
トゥロター・ジェームズは同じく予選勝者で同477位のP・セクリック(オーストラリア)に4-6, 6-2, 6-7 (3-7)のフルセットで惜敗したものの、自身初のチャレンジャー大会4強という結果を残した。
>>【動画】トゥロター 準々決勝のハイライト<<>>錦織 1年9月ぶりツアー大会の初戦 1ポイント速報<<トゥロターはオーストラリア人の父を持つ兵庫県出身の23歳。西宮甲英高校を経てオハイオ州立大学に進学した。バックハンドは片手で、サービスと強力なフォアハンドを軸に積極的なネットプレーをみせる選手だ。
今シーズン初のチャレンジャー大会出場となったトゥロターは、予選2試合を勝ち抜き本戦入り。1回戦でストレート勝ちを収めると、2回戦はツアー大会で優勝経験もあり実績十分のコキナキスと対戦。攻撃的な姿勢をみせたトゥロターが7-6 (7-5), 2-0とリードしたところでコキナキスが棄権し、自身初のチャレンジャー大会の8強に駒を進めると、勢いそのままに準々決勝では世界ランク288位の
J・マッケイブ(オーストラリア)にストレートで勝利しベスト4進出を果たした。
迎えた準決勝の第1セット、トゥロターは第1ゲームでブレークを許すと、その後ブレークバックを果たせず先行される。
しかし続く第2セット、トゥロターは2度のブレークに成功。自身のサービスゲームではファーストサービス時に81パーセントの確率でポイントを獲得し相手に一度もブレークポイントを与えず1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第5ゲームで先にブレークを許したトゥロターだったが、相手のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでブレークバックに成功し勝負をタイブレークに持ち込む。しかし、トゥロターはタイブレークで3度のミニブレークを奪われ、2時間25分の熱戦の末、チャレンジャー大会初の決勝進出とはならなかった。
敗れはしたもののトゥロターは今大会の結果、次週更新の世界ランキングで100位以上ランクアップし450位前後になる見込みとなっている。
なお、トゥロターは今大会ダブルスでもJ・ブライス(カナダ)とのペアで準決勝に進出。こちらも準決勝で敗退したものの、単複ともにベスト4進出となった今大会はトゥロターにとって実り多き大会となった。
■関連ニュース
・17歳V小田 お祝い「シャンパンではなく炭酸水」・大坂 なおみ出産に人気女優ら祝福・ジョコ涙、「君に苦しめられるのはクレーとハードだけかと」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング