男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス3回戦が行われ、第2シードの
C・アルカラス(スペイン)は予選から出場した世界ランク135位の
F・マロジャン(ハンガリー)(ハンガリー)に3-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、ベスト16進出とはならなかった。試合後には驚異的なプレーを見せたマロジャンについて「とても驚かされた」とコメントしている。
>>ジョコビッチらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<>>シフィオンテクらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を制した20歳のアルカラスは今大会、初戦の2回戦で
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)をストレートで下して3回戦へ進出。一方のマロジャンは予選2試合に勝利し「ATPマスターズ1000」初の本戦入りを果たすと、1回戦で
C・ムーテ(フランス)、2回戦で
J・レヘチカ(チェコ)をそれぞれフルセットで破り16強へ駒を進めた。
この試合、アルカラスは序盤から積極的なプレーを見せるマロジャンに苦戦。ドロップショットなどを駆使するマロジャンに対し押し込まれる展開が増えていく。第1セットでは、セカンドサービスに1ポイントもキープすることができず、1度ブレークを許しセットカウント0-1とする。
第2セット、第7ゲームで先にブレークされたアルカラスだが、直後の第8ゲームでこの試合初のブレークに成功。タイブレークでは4-1とリードし流れが傾きかけたに思われたが、そこから6ポイントを連取され1時間40分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには試合後のアルカラスのコメントが掲載されている。
「試合前はあまり彼(マロジャン)のことを見ていなかったんだ。彼はよくやっていたよ。ここに来る前も、彼は素晴らしいテニスをしていた。もちろん、彼にはとても驚かされたよ。つまり、彼のレベルは本当に、本当に高かった。すぐにでもトップ100に食い込むと思う。僕にとっては驚きだった」
「体力的には申し分なかったんだけど、ただ落ち着かなかった。彼は、僕をコート上で不快にさせた。つまり、彼は常にアグレッシブだったんだ。常にベースラインの内側でプレーしていた。試合やラリーの中に入っていくのが大変だった。普段はあまりしないようなミスをたくさんしてしまったんだ」
「テニスではこのようなことが起こりうるのは明らかで、それに対処しなければならない。第2セットではチャンスがあったけど、そのチャンスをものにできなかった。彼はずっと同じレベルにいたよ」
勝利したマロジャンは4回戦で第15シードの
B・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは3回戦で世界ランク51位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
D・メドベージェフ、第6シードの
A・ルブレフらがベスト16に駒を進めた。
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