女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は29日、シングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している16歳の
M・アンドレーワが第17シードの
M・リネッタ(ポーランド)を6-3, 6-3のストレートで破り、ベスト16進出を果たした。
>>西岡、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<>>シフィオンテクらマドリッドOP組合せ<<現在世界ランク194位のアンドレーワは今大会がツアー2試合目の出場。今大会まで本戦で勝利を挙げたことはないものの、今月行われたツアー下部大会で2週連続優勝を果たし、マッチ13連勝で今大会に臨んでいる。
1回戦では2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準優勝の
L・フェルナンデス(カナダ)をストレートで下しツアー本戦初勝利。2回戦では第13シードの
B・ハダッド=マイア(ブラジル)をストレートで破っている。
この日、誕生日を迎え16歳となったアンドレーワ。第1セットでは第1ゲームから3ゲームを連取。第5ゲームでブレークバックを許すも直後の第6ゲームで2度目のブレークに成功し先行する。続く第2セットでは2度のブレークに成功。自身のサービスゲームでは2度のブレークポイントを凌ぎ、1時間27分で勝利した。
快進撃を続けるアンドレーワは4回戦で第2シードの
A・サバレンカと対戦する。世界ランク2位のサバレンカは3回戦で同115位の
C・オソリオ(コロンビア)を6-4, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにアンドレーワのコメントを掲載し「彼女(リネッタ)はとても安定したプレーをする素晴らしい選手。あまりミスをしないわ。私はただ自分のプレーをしようとした。リズムに乗らせないことを意識したわ。アグレッシブにプレーすることを心掛け、やり遂げた」と語った。
「この大会のベスト16でサバレンカと対戦するとは思っていなかったわ。自分のレベルにはあまり驚いていない。自分がコートでどのようにプレーできるかは知っている。でも、もちろん、ここまで行けるとは思っていなかったわ」
「失うものは何もない。私はただ、そこに行って最高のテニスを見せるだけ。私にはプレッシャーは全くない。16歳の女の子と対戦するのだから、彼女(サバレンカ)にはプレッシャーがあると思う」
同日には第9シードの
M・サッカリ(ギリシャ)、第14シードの
L・サムソノヴァ、第24シードの
E・メルテンス(ベルギー)、第26シードの
P・バドサ(スペイン)、第31シードの
I・C・ベグ(ルーマニア)が16強入りした一方、第5シードの
C・ガルシア(フランス)と第6シードの
C・ガウフ(アメリカ)は3回戦敗退となった。
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