17日と18日の2日間にわたり、テニスのエキシビションイベント「エアトリ HEAT JAPAN 2022」(MTSテニスアリーナ三鷹/室内ハード)が2019年以来3年ぶりに開催。同大会に出場中の
内田海智にインタビューを行い、今シーズンの振り返りや来季に向けての思いを聞いた。
このイベントは日本を代表するトッププロが集結し、2日間にわたってコートの間近で熱戦を観ることができるもの。昨年と一昨年はコロナ禍のため開催できず、今年は3年ぶり。2022年を締めくくるのにふさわしいテニスイベントとなっている。
17日には内田の他に、
内山靖崇、
綿貫陽介、
中川直樹が参戦。18日も同様のメンバーでシングルスやエンターテインメントダブルスなど観客を盛り上げる。
28歳で世界ランク156位の内田は昨年12月のリオ・テニスクラシック(ブラジル/ リオデジャネイロ、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー初優勝を飾り、今季は6月のオエイラス・オープン3(ポルトガル/ オエイラス、ATPチャレンジャー)でタイトルを獲得。徐々にATPツアーにも参戦し、9月のユジン韓国オープン(韓国/ソウル、ハード、ATP250)では初戦を突破。しかし、楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)では1回戦で
M・マクドナルド(アメリカ)にフルセットで敗れるなど、ツアーでは今季マッチ2勝3敗と負け越している。
内田は今シーズンを振り返り「去年と今年、チャレンジャーで優勝して、その成績のおかげで今年はATPツアーに積極的にチャレンジできたと思います。ただ、チャレンジだけで終わってしまったなと感じます。そのツアーの中で勝ち上がりたかったですし、蓋を開ければ世界のトップの壁を感じた1年でした。トップに行けば行くほど簡単にポイントを取らせてくれませんし、テニス自体変わらないように見えても勝負所での駆け引きや重要なポイントでのプレーの堅実さで差がありました」とコメント。
マクドナルドとの楽天・ジャパン・オープンに関しては「僕自身プレーしていて余裕がなかったですし、彼の方が余裕がある感じでした。僕がギアをさらに上げていても、彼はまだまだ走れた気がしますし、プレーの幅で上回られているような感じでした」と語った。
今年はキャリアハイの世界ランク155位を記録した内田。来季は四大大会予選から、本戦、そして本戦での勝利を目指す戦いとなる。
「今年は30大会くらいプレーした結果、優勝だったり成績はついてきましたが、負けている試合の方が多かったです。周りは成績だけを見て成長したと言ってくれるんですけど僕からしたらまだまだで、敗退している数よりも勝利数が上回るように自信を掴みたいと思います。その中でグランドスラムは予選に出場できるので本戦出場を目指して、残りのオフシーズンで仕上げていきたいと思います」
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