男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は9日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク200位の
D・ストリッカー(スイス)を6-3, 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たすと共にベスト8進出を決めた。また、芝コートでは2019年6月のシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)以来2年ぶりの白星となった。
>>チチパスvsマレー 1ポイント速報<<前週の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では4回戦でH・ルーネに敗れ、3年連続3度目のベスト8進出を逃したチチパス。今大会では上位4シードが1回戦免除のため2回戦が初戦となった。
この試合の第1セット、第5ゲームで2度のブレークポイントを握られるも全て凌ぐと直後の第6ゲームでブレークに成功。その後はサービスをキープし先行する。続く第2セットではファーストサービスが入った時に100パーセントの確率でポイントを獲得。第1ゲームでブレークを奪い、1時間10分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「ファーストサーブの確率をもう少し高くするよう努力できた。でも、フットワークで優位に立てた。相手のサーブでは積極的に動けたよ。いい試合だった」と語った。
勝利したチチパスは準々決勝で世界ランク68位の
A・マレー(イギリス)と対戦する。マレーは2回戦で第7シードの
A・ブブリク(カザフスタン)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下しての勝ち上がり。
両者は2度目の顔合わせでチチパスの1勝。初対戦は2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)1回戦であり、2-6, 7-6 (9-7), 3-6, 6-3, 6-4の4時間49分に及んだ死闘の末に勝利している。
同試合ではチチパスが試合中に数回コートを離れており、マレーは試合後の会見で「僕はあのようなことをしたことは1度もないし、彼(チチパス)への尊敬を失った」とコメント。対するチチパスは「ルールを破ったとは思っていない。全てガイドラインに従った行い」と応戦しており、それ以来の因縁の対決が実現することとなった。
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