テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス4回戦が行われ、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)は世界ランク40位のH・ルーネに5-7, 6-3, 3-6, 4-6で敗れ、3年連続3度目のベスト8進出とはならなかった。
>>全仏OP男子組合せ・結果<<>>ジョコビッチvsナダル 1ポイント速報<<初顔合わせとなったこの試合、19歳のルーネに対し、経験と実績で勝るチチパスが優勢かと思われたが、ともに1ブレークずつ奪い合って迎えた第11ゲームで2度目のブレークを許し、第1セットを落とす。
続く第2セット、互いにサービスキープを続けると第8ゲームでチチパスがブレークを奪い、1セットオールとする。チチパスが主導権を握るかに見えたが、第3セットをルーネが1ブレークアップで奪う。
第4セット、王手をかけたルーネが勢いに乗り、第5・第7ゲームでチチパスのサービスゲームを破る。チチパスは直後の第8ゲームでブレークバックするが反撃は及ばず。3時間で力尽きている。
男子プロテニス協会(ATP)の公式サイトは、チチパスのコメントを掲載。同一戦を振り返っている。
「彼(ルーネ)は素晴らしい試合をしたけど、僕はリターンを外しすぎて、相手にポイントを与えすぎていたような気がする」
「このサーフェイスでのプレーを熟知している難しい相手と戦わなければならないことは分かっていたし、精神的にも、肉体的にも、いい感じだったんだ」
「彼(ルーネ)がチャンスを与えてくれなかったというわけではなく、僕自身が最大限の力を発揮できなかったんだ。それが残念だよ」
「彼は若く、とても感情的な選手だ。素晴らしいプレーをすることができ、勝利に値すると思う。彼はより良いプレーをし、より重要でタフな瞬間に立ち向かった」
「(若手選手らの台頭は)いつかは来るものだし誰にでも来るものだ。心配はしていない。自分のテニスはわかっているし、自分のプレーもわかっている。彼らは、明らかに僕を追いかけてくるから、僕を打ち負かそうとする。僕も追いかけているけど、彼らとはまた違う位置にいる。彼らに負けたからには、その借りを返したいね」
昨年ファイナリストのチチパスは今大会、1回戦で世界ランク57位の
L・ムセッティ(イタリア)を5-7, 4-6, 6-2, 6-3, 6-2の逆転で破り、3時間半超えの一戦を制して初戦を突破。
続く2回戦も苦戦を強いられ、同134位のZ・コラージュ(チェコ)を6-3, 7-6(10-8),6-7(3-7),7-6(9-7)の4時間6分に及ぶ激戦の末に3回戦に進出。3回戦では同95位の
M・イメル(スウェーデン)を6-2, 6-2, 6-1のストレートで下して4年連続の4回戦進出を決めたものの、8強入りとはならなかった。
一方勝利したルーネは準々決勝で第8シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは4回戦、第12シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-2, 6-3, 3-6, 6-3で下し、初のベスト8進出を決めている。
なおその他には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第5シードの
R・ナダル(スペイン)、第6シードの
C・アルカラス(スペイン)、第7シードの
A・ルブレフ、第20シードの
M・チリッチ(クロアチア)が8強へ駒を進めている。
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