テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日、男子シングルス準々決勝が行われ、昨年王者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第5シードの
R・ナダル(スペイン)に2-6, 6-4, 2-6, 6-7 (4-7)で敗れ、4年連続12度目のベスト4進出とはならず。2018年以来4年ぶりに準々決勝で姿を消した。試合後には「ナダルにおめでとうと言いたい」と述べた。
>>ナダルvsズベレフ 1ポイント速報<<>>ナダルら全仏OP男子組合せ・結果<<昨年王者のジョコビッチは4回戦で第15シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-1, 6-3, 6-3のストレートで撃破。13年連続16度目のベスト8進出を決めた。
ジョコビッチとナダルは今回が59度目の対戦で、ジョコビッチの30勝28敗。クレーコートでの対戦ではナダルが19勝8敗とし、そのうち全仏オープンではナダルが7勝2敗と大きく勝ち越している。
この試合の第1セット、いきなりブレークを許したジョコビッチ。第5ゲームでもブレークを奪われ、52分で先行される。
続く第2セットでは序盤で2ブレークアップとされる厳しい展開に。それでもジョコビッチは第4、第6ゲームでブレークバックに成功。第10ゲームでもブレークを奪ってセットカウント1-1に追いつく。
しかし、第3セット、またしても第1ゲームでブレークを許したジョコビッチ。第5ゲームではダブルフォルトもあり再びブレークを奪われ、セットカウント1-2と再びリードされる。
崖っぷちに立たされたジョコビッチだったが、第4セットでは第2ゲームで先にブレークに成功。第9ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎えるもナダルに土壇場でブレークバックを許す。タイブレークに突入すると序盤で3ポイントを連取されたジョコビッチは3度のマッチポイントを凌ぐも力及ばず、4時間12分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載し「彼は重要な場面で良いプレーをしていた。彼はとても良いスタートを切ったね。僕にとって2-6、0-3、2ブレークダウンとあまりいいスタートではなかった。第2セットでは勢いが出てきて、何とか取ることができたんだ」と語った。
「第3セットの最初にも、2つ、3つと素晴らしいゲームがあった。特に第4セットを除くすべてのセットの始まりで、彼はレベルを上げできた。精神的にタフであり続け、あのように試合を終わらせられた。彼と彼のチームを祝福する。間違いなく、彼はそれに値する選手だよ」
「第4セットでチャンスはあった。サーブを決めて2回ほどセットポイントを握ったんだ。1本か2本のショットが決まっていれば、ファイナルセットに持ち込めたかもしれないね。そうすれば、誰が勝ってもおかしくない試合だった」
「ベストを尽くした。もっといいプレーができたと思うよ。最後の1ポイントまで戦い続けたことを誇りに思う。さっきも言ったように、今日はより良い選手に負けたんだ。チャンスはあった。でも、それを生かせなかった。それだけだよ。4時間以上の戦いで、この敗北を受け入れなければならない」
勝利したナダルは準決勝で、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準々決勝で第6シードの
C・アルカラス(スペイン)を6-4, 6-4, 4-6, 7-6(9-7)で下しての勝ち上がり。
また1日には準々決勝の残り2試合、第8シードの
C・ルード(ノルウェー)と世界ランク40位のH・ルーネ、第7シードの
A・ルブレフと第20シードの
M・チリッチ(クロアチア)が準決勝への切符をかけて対戦する。
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