男子テニスのハッサン2世グランプリ（モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、ATP250）は１０日、シングルス決勝が行われ、世界ランク７４位のＤ・ゴファン（ベルギー）が世界ランク６５位のＡ・モルカン（スロバキア）を3-6, 6-3, 6-3の逆転で破り、大会初優勝を果たすと共にキャリア６勝目を挙げた。

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準々決勝では世界ランク６０位のＦ・コリア（アルゼンチン）をストレートで破った元世界７位のゴファンはこの試合の第１セット、第２ゲームで先にブレークを許す。第３ゲームでブレークバックに成功したものの第４ゲームで再びブレークを奪われ先行される。

第２セットでも第１ゲームで先にブレークを許したものの、第４・第６ゲームでブレークに成功し４ゲームを連取。セットカウント１－１に追いつく。迎えたファイナルセットではファーストサービスが入った時に９２パーセントの確率でポイントを獲得。第１ゲームでブレークに成功すると第９ゲームでもブレークを奪い、１時間５８分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにゴファンのコメントを掲載し「とてもうれしいし、この１週間を誇りに思うよ。タフな試合がたくさんあって、簡単じゃなかった。でも、最後に、ここマラケシュで６つ目のタイトルを手にすることができた。とても幸せだし、クレーコートでのシーズンに向けての自信になったよ」と語った。

「この試合の前にも２度、第１セットを落としたことがあったけど、その時は冷静にプレーし逆転していた。今日もそうだった。第１セットは彼（モルカン）の方が良かった。でも、第２セットではサーブも良くなって、よりアグレッシブにプレーできるようになったよ。その後は、僕の方が上だった。第３セットでは、さらに良いプレーができたので、とても満足している」

ゴファンは１０日から開幕するロレックス・モンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000）への出場を予定しており、１回戦で予選通過者で世界ランク９９位のＪ・レヘチカ（チェコ）と対戦することが決まっている。

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