男子テニスで世界ランク757位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が5日、7日に開幕するアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)の大会前の会見に登場。アルゼンチン・オープンと14日開幕のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)が最後のATPツアーになるかもしれないと示唆した。
>>YouTube ド素人が【テニス】始めました、アイドル時代を経て初心者『もりし』奮闘<<33歳のデル=ポトロは「僕はいつも全てを乗り越えてきた。扉を閉めたくない。テニスが大好きだからね。2年半の間、僕は自分の現実にそぐわないメッセージを発してきたが、今日は正直に話そうと思う」と語った。
「正直に言うと、以前のように奇跡的な復帰を目指しているわけではない。自分の体力的な限界は分かっているし、皆さんも後で分かること。この負傷で僕はいつも諦めないと言ってきた。そして、別れはこのような話し合いの場ではなく、コートの上でする必要がある」
「残念ながら多くの怪我に悩まされたけど、達成したいことはほとんどできたと思う」
元世界ランク3位のデル=ポトロは2019年6月のフィーバー・ツリー・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、 ATP500)で足を滑らせ、右ひざを負傷。以来、約2年半ものあいだ公式戦でプレーができておらず、昨年5月にはセバスティアン・プリエト氏とのコーチ関係終了を発表した。
2021年年3月には負傷した右ひざの4度目の手術を行っており、その後の大会には出場できず。約2年7カ月ものあいだ公式戦でプレーできていなかった。
「2年半前から痛みで眠れなくなった。以前は3時間半かけてタンディル(デル=ポトロの出身地)まで行っていたけど、今はそれができない。好きではないけれど、そうせざるを得ないんだ。僕の戦いは、健康と生活の質の向上のためにある」
ワイルドカード(主催者推薦)で出場するアルゼンチン・オープンの1回戦では第6シードで世界ランク41位の
F・デルボニス(アルゼンチン)と対戦する。
デル=ポトロは「僕はプレーするつもりだし、火曜日にコートに立つのが待ちきれないよ。前回、手術をしたのはこのためなんだ。彼(デルボニス)以上の相手はいないし、彼とは一緒に幸せな日々を過ごしている」と意気込みを明かした。
「苦悩や悲しみを乗り越えて、火曜日は忘れられない一日にしたい。ブエノスアイレスで大会を開催することで、今しかないという気持ちになった」
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