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準Vジョコ「おめでとう」

ノヴァーク・ジョコビッチ
(左から)ジョコビッチとメドベージェフ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は12日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は第2シードのD・メドベージェフに4-6,4-6,4-6のストレートで敗れ、男子で歴代最多となる21度目の四大大会制覇とはならなかった。表彰式でのスピーチでは「ダニール(メドベージェフ)おめでとう」と勝者を称賛した。

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決勝戦、序盤からミスを重ねたジョコビッチは4度のブレークを許すなどメドベージェフに圧倒される。リターンゲームでは16本ものサービスエースを決められるなど苦戦。2時間15分で力尽き、男子では1969年のR・レーバー(オーストラリア)以来52年ぶりとなる史上3人目の「年間グランドスラム(1年で全ての四大大会制覇)」の偉業を達成することはできなかった。

表彰式のスピーチでジョコビッチは、目に涙を浮かべながらもマイクで思いを語った。

「まず最初に、ダニール(メドベージェフ)おめでとう。素晴らしかった。凄い試合で凄い大会だった。グランドスラムの優勝者にふさわしいのは君しかいない。今後もグランドスラムでいくつも優勝すると思う。僕も楽しみだ」

「僕はここでどんなスピーチをするのか考えていたんだ。言いたいことがある。今夜、勝てはしなかったけど僕の心はみなさん(観客)のおかげで喜びに満ち溢れている。とても特別な瞬間を迎えることができている。みなさんの声援が心に届いた。こんな心境になったのは初めてだ。応援してくれてありがとう。また会おう」

一方、勝利した25歳のメドベージェフは悲願となる四大大会初制覇となった。

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(2021年9月13日8時08分)



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