男子プロテニス協会のATP公式サイトは24日、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で予選を勝ち抜きATPマスターズ初の本戦入りを決めた17歳で世界ランク654位の
望月慎太郎を特集。ATPはこの活躍を「素晴らしいもの」と評価している。
>>錦織らマイアミOP対戦表<<>>錦織 2回戦 1ポイント速報<<元ジュニア世界ランク1位の望月は、2019年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で、日本男子初の四大大会ジュニア・シングルス優勝を果たす快挙を達成。同年末に行われた最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)では
R・フェデラー(スイス)の練習時のヒッティング・パートナーを務めた。
望月はフェデラーとの関係について「彼(フェデラー)は僕のヒーロー。Nitto ATPファイナルズでは、ヒッティング・パートナーとして参加し、彼と一緒に打つことができた。夢のようだった。彼はとても簡単に打ち、プレー中はただリラックスしている。彼は僕に『大きな大会に出場するチャンスがあれば、それを目指せばいい』と教えてくれた」と明かした。
今大会、望月はワイルドカード(主催者推薦)を得て予選に出場。そのチャンスを生かして本戦入りを決めた。
「今回の大会でも、まだ600位くらいで予選に出るには程遠い状態だったけど、出場のチャンスがあったからとにかく出場したんだ」
ツアーデビュー戦となった今年2月のシンガポール・テニス・オープン(シンガポール/シンガポール、室内ハード、ATP250)は1回戦でストレート負けを喫していた。
「人生初のATP大会だったからとても緊張していて、特に第1セットは自分のテニスができなかった。でも、今回は2度目の大会でだんだんと慣れてきた。ツアーでのプレーを楽しんでいる」
望月は、
錦織圭らもトレーニングを積んだフロリダのIMGアカデミーに渡り、英語が満足に話せないなか練習を行ってきた。渡米当初は英語が話せなかったが、日本人の選手たちの助けなどを借りながら適応していったという。
「僕が日本から来たのは12歳か13歳のとき。IMGアカデミーに来て、トレーニングを始めたんだ。他の国の人たちと一緒にプレーするのは楽しかった。それは日本でプレーするのとは違うから。週末にはアカデミーの友人たちと野球をする。今でも野球はするのも見るのも大好き。プロの野球選手を目指しているわけではないけど、ただ楽しむためにやっているんだ」
望月はマイアミ・オープン1回戦で、同じく予選を勝ち上がった世界ランク243位の
T・コキナキス(オーストラリア)と対戦する。
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