男子プロテニス協会のATPは１４日に公式サイトで、オープン１３・プロヴァンス（フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250）で今季初、キャリア通算１０勝目をあげた世界ランク２位のＤ・メドベージェフを特集。メドベージェフは「自分に期待できる」と語った。

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決勝戦で世界ランク９３位のＰＨ・エルベール（フランス）を２時間１１分の激闘の末に下した２５歳のメドベージェフは「１０勝目という数字がとても幸せ。すごい数字だけれど、もっと増やせるように努力していく。やっぱりハードコートが一番合っていて、自分のゲームができる場所」と喜びを述べた。

「エルベールは信じられないテニスができる選手。彼の潜在能力は知っているよ。彼とはたくさん厳しい試合をしてきた。特に全仏オープンの１回戦では彼に負けた。今日もやりにくいタフな試合だったが、なんとか勝ち切ることができて、とてもうれしい」

またメドベージェフは１５日発表の世界ランクでＲ・ナダル（スペイン）を抜いて自己最高の２位に浮上。Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）、ナダル、Ｒ・フェデラー（スイス）、Ａ・マレー（イギリス）以外の選手が２位となるのは２００５年７月のＬ・ヒューイット（オーストラリア）以来約１６年ぶりとなった。

「この大会の結果がどうなろうと２位になることが決まっていた。しっかりした結果を残してランキングを上げることができるのはいつだって素晴らしい。ここでの優勝がランキング上昇に関わっているわけではないけれど、タイトル獲得という最高の形は自信になる」

一方で敗れたエルベールは、シングルスでツアー大会初制覇とはならなかった。

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