男子プロテニス協会のATP公式サイトスペイン語版は10日、世界ランク9位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)のコメントを掲載した。初出場となる最終戦Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)への思いを語っている。
>>テニスのMUSIC VIDEO『銀河特急』【Full ver.】<<28歳のシュワルツマンは今季、ツアー優勝こそないものの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では4回戦に進出し好スタートを切ると、その後コルドバ・オープン(アルゼンチン/ コルドバ、レッドクレー、ATP250)で準優勝、アルゼンチン・オープン( アルゼンチン/ブエノスアイレス、 レッドクレー、 ATP250)では4強入りを果たした。
新型コロナウイルスによるツアー中断明けにはBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP マスターズ)で
R・ナダル(スペイン)らを下し決勝に進出。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では優勝候補の
D・ティーム(オーストリア)を破りベスト4へ駒を進めるなど好調を維持してきた。
シュワルツマンは現在最終戦が行われるロンドンに滞在し調整を行っており、ATP公式サイトでは初出場となる同大会への期待と不安を語った。
「今のところはまだかなり落ち着いていて、普通のことをして楽しめているよ。本番が近づくと不安がどんどん大きくなっていくだろうね」
「決勝戦を戦うことを夢見ている。どんなグループになっても最初の試合に勝つことが重要になるだろう。その試合に勝てば準決勝に進む確率も当然高くなる。今はそれが当面の目標だね。まずグループリーグで勝って準決勝へ、そして決勝を戦うことが夢だ」
「トップ10に勝つためには100パーセントの状態でいなければいけない。そうじゃないと彼らのレベルで勝負するのは非常に難しいよ。ズベレフやティームはよく整理されたプレーをするし、こっちも良いプレーをしなければいけない」
A・ズベレフ(ドイツ)やティームを警戒したシュワルツマンだったが、
N・ジョコビッチ(セルビア)、ナダルはさらに上をいくと強調した。
「ジョコビッチとラファ(ナダル)と対戦することになったらそれは分けて考える。彼らと相対すときは100試合分くらい見直さないといけないけど、僕がいっぱいいっぱいになってると彼らはすぐに亀裂を見つけ問題を提示してくるんだ。力量に差がある腕相撲みたいに、あっという間に勝ってしまう」
最後にシュワルツマンは長年かけてたどり着いた舞台についての思いを語っている。
「若い時、僕の隣にいた人たちは停滞せずに成長する方法を見つけていた。駆け出しのころは大舞台に立てるとは想像もしていなかったんだ、小さな大会に出ていたときは最高のコーチとツアーを回るにはどうしたらいいか、経済的な問題はどうすればいいのか常に考えていた。マスターズやグランドスラムで毎年数人のアルゼンチン人がプレーしているのを見ていたけど、彼らがどれだけ練習し成長したのか想像もつかなかったんだ。それでも、年齢を重ねるごとに少しづつではあるけど多くのことを改善できると信じていた。夢を叶えたいし、夢は叶うと信じている」
最終戦のNitto ATPファイナルズは15日に開幕予定で、シュワルツマンの他にジョコビッチ、ナダル、ティーム、D・メドヴェデフ、
S・チチパス(ギリシャ)、ズベレフ、
A・ルブレフ(ロシア)が出場する。
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