男子テニスで世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)が運営する「ラファナダルアカデミー」は14日に公式インスタグラムを更新。先日行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で前人未到の13度目の優勝を果たしたナダルのインタビューを掲載した。
>>YouTube 東京国際大学テニス部に潜入! 灼熱の炎天下で選手と対決<<ナダルは今年の全仏オープン決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで破りタイトルを獲得。1回戦から決勝戦までの全7試合を全てストレート勝ちし、トロフィーを掲げた。
今回投稿されたインタビュー動画はスペインのマヨルカ島にあるナダルアカデミーで撮影。これまで獲得してきた数々のトロフィーが並ぶなか、今年の全仏オープンのトロフィーを持ったナダルがコメントしている。
「僕は今マナコルにあるマヨルカ島へ戻ってきている。自分が成し遂げたことを幸せだと思っているし満足している。でもそれは同時に、確実にほろ苦い気持ちだ。なぜなら、色んな理由から複雑な数カ月を過ごさなければならなかったから。その理由の1つ目は健康に関することだ。世界中に影響を与えているパンデミックに僕らは直面している。そして全員がそれに苦しんでいる」
「そして2つ目は、パンデミックからもたらされた経済的問題。それは多くの家族を困難な状況へ導いている。これらの全てが改善されることを望んでいる。そしてワクチンなどの解決策が1日でも早く獲得できることを願っている。そしてより楽しくより幸せな世界で僕らみんなが生きられる状態へ戻れることを期待しよう」
「また、この数週間で受け取った応援メッセージについても感謝したい。ファンのと直接会うことができずにいることで通常とはかなり離れた状況に僕らはいる。でも、SNSやスマートフォンで受け取った応援メッセージは、疑いもなく自分の力になった。みんなからの多大な応援に感謝している」
「最後に、今回のトロフィーを、それを見に来てくれる人たちのためにマナコルにあるアカデミーのミュージアムに飾りたいと思っている。覚えておいて欲しい。ここへトロフィーを見に来てくれる全ての人は、基金やプロジェクトがより重要なものになるための手助けになってくれている。そして必要としているより多くの人々を助けることができる。全ての人々へ抱擁と感謝を送りたい」
ナダルは全仏オープン決勝後の会見で「今後どうするかは決まっていないから、ここから数カ月間プレーしていくかどうかは今は伝えられない。家族やチームと、これから数日間話をする必要がある」と話している。
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