男子プロテニス協会のATP公式サイトは９日、世界ランク４位のＲ・フェデラー（スイス）が同２位のＲ・ナダル（スペイン）が運営するラファナダルアカデミーの卒業式にサプライズでビデオメッセージを送ったと掲載した。

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ラファナダルアカデミーでは９日にラファナダルインターナショナルアカデミーの卒業式が行われ、３４名の生徒らが卒業した。その式典にフェデラーが動画で出演し、旅立つ生徒らにメッセージを送った。

フェデラーは「楽しむことを忘れてはいけない。それが１番大切なものだと思う。雨の日もあるだろうし、タフな日もあるだろう。でも、常に明るい兆しがあるんだ。一生懸命頑張るだけだ」と語りかけた。

「学校、アカデミーで素晴らしい経験をしたと思う。教室を離れてもラファから学んだことを忘れないよう願っている。彼は多くの点でチャンピオンで、とても謙虚だ。常に優しさを忘れずに、他の人に親切にすることを忘れないでほしい。そしていつかアカデミーの日々を振り返ったときに、人生で最高の日々だったと思い出すと思う」

また、ナダルは卒業生らに「アカデミーのみんなを誇りに思う。特に、今のような時期に僕らを信頼してくれた保護者の方にお礼を伝えたい。僕らは期待に応えようと努力してきたし、起きている全てのことを考慮して、可能な限りのことをしてきた。僕らは非常に困難で複雑な時期を経験してきた。みんなにとっても学びの期間になったことを祈っている。人生はほとんどの場合、簡単なものではない。この期間が、将来直面するかもしれない挑戦のための強さを得ることに役立ったことを願っている」と語った。

「人生がよりポジティブなものになるように、良い人やポジティブな思考を与えてくれる人たちに囲まれる必要があることを、人生の全てから学ぶことができる。人生の重要な時期に正しい決断をすることが大事だ」

男子テニスツアーは現在、新型コロナウイルスの影響で７月３１日までの中止が決定している。

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