テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は8日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が第5シードの
D・メドヴェデフ(ロシア)を7-5, 6-3, 5-7, 4-6, 6-4のフルセットで破り、2017年以来2年ぶり4度目の優勝を果たした。会見では「感情を抑えようとしたけど、最後は爆発させた」と語った。
決勝戦、ナダルは第1・第2セットを連取するもメドヴェデフの猛攻を受けて、セットカウント2-2に追いつかれた。ファイナルセットの第9ゲームではチャンピオンシップ・ポイントを逃したが、5時間近くの死闘を制した。
勝利の瞬間、大の字になり喜びを爆発させたナダルは「とてもとてもタフだった。後半の数時間は本当に緊迫していた。精神的にも身体的にもきつかった」と振り返った。
「忘れられない瞬間。最後はドラマチックな結末になった。今は心から幸せ。トロフィーが今日の全てだ」
驚異的な追い上げを見せた23歳のメドヴェデフについては「本当によくやったと思う。彼には絶対にまたチャンスがくるはず。まだ23歳。今年の彼の活躍は、とてもすごい。いい未来が待っているはず。グランドスラムも何度か優勝すると思う。未来を予測するのは不可能。でも彼のキャリアは、とてもいいように見える」と称賛した。
四大大会で19勝目をあげたナダルは、歴代最多20勝を誇る
R・フェデラー(スイス)に迫った。
「僕は、もっと勝てる選手にはなりたい。テニスが好きだからプレーをしている。テニスはグランドスラム以上のもの。幸せになるためにプレーする。今日の勝利は、これ以上にない幸せ。数週間前はモントリオールで優勝し、それも大切だった」
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