女子テニスのボルボ・カー・オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、プレミア)は4日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク63位の
M・プイグ(プエルトリコ)が第3シードの
A・サバレンカ(ベラルーシ)を6-2, 7-5のストレートで下し、ベスト8進出を果たした。
女子プロテニス協会のWTAは4日に公式サイトで、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、 ハード)の金メダリストのプイグが全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)後からスタートした新チームに対して残したコメントを記載した。
WTAは「プイグは全豪後、コーチをS・ステファンズ氏からK・マレー氏に、更にアシスタントコーチ兼ヒッティングパートナーにO・ガルマを新しくチームに迎え入れた。3人はハードにトレーニングを重ねたが、アビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/ アカプルコ、ハード、ATP500)、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000) 、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で結果が出ないことにイラついていた。しかし2019年のアビエルトGNP・セグロスで
S・エラーニ(イタリア)と
S・ケニン(アメリカ)を下した後、世界ランク10位のサバレンカを破り、自身初の対トップ10から勝利を獲得、見事なカムバックを果たした」と記載している。
「少し我慢できなくなっていた。新しいチームになった後、すぐに良い結果が出ると思っていた。多くのことを変えてたくさん練習したから。これで試合を変えられるって思っていた。でも現実はそうじゃなかった。もっと我慢が必要だったんだ。そして今週ようやく波に乗ってきた」
「マイアミ後はひどくて、私は『こんなにハードに練習しているのにどうなっているんだ』という感じだったが、マレーは常にリラックスしていて、『何事にも過程がある。今までとは違うプレーをしているのだから。今は待っていれば良くなる時が来る』と言っていた」
「また、今週は全員で1つの家に泊まり、ずっと時間を共にした。彼らは私をコート外で楽しませてくれて今は家族のような存在。私もこのチームが好きで、彼らは私が1週間戦い抜くために支えてくれている」
「初めてマレーと話した時、私が何をしたくて何をする必要があるのかを話し合った。彼は私のプレースタイルを好んでくれていたけど、その時は少し我慢が足りない感じだったと思う。オリンピックの後は突然の大きなプレッシャーで戦い続けるのが大変だった。急に戦いにくくなり、落ち込みやすくもなった」
「だからマレーが戦い抜くために教えてくれたことはとても大きかった。たとえ試合が接戦になったとしても自分を信じ続け自分のショットを打つこと。そうすればうまくいく時が来ると」
「コーチの2人ともよく働き、よく喋る。彼らが何かを成し遂げたいとき、何をすればいいのか、なぜやるのか、やるとどう変わるのかを説明してくれる。また彼らは過程を大切にするタイプの人で、私は結果を大切にする人。私自身も変わろうと努力している。でも彼らは『俺たちを信じろ。いいから俺たちが言ったことを信じろ』という感じ私をで鼓舞してくれる」
プイグは次の試合で、4強入りをかけて第11シードの
D・コリンズ(アメリカ)と対戦する。コリンズは世界ランク82位の
K・カネピ(エストニア)を下しての勝ち上がり。
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(2019年4月5日20時16分)