女子テニスで元世界ランク4位の
伊達公子が1日、ヨネックス東京ショールーム(東京/新橋)のオープニングイベントに出席し、トークショーを行った。
伊達は1994年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、1995年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、1996年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でベスト4に進出。1993・94年には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で8強入りを果たした。
トークショーではシングルス最高位で伊達と同じ4位を記録している
大坂なおみについて語った。
今年の全米オープンでの大坂の優勝について問われた伊達は「グランドスラムは選手にとって特別な緊張感のある特別な大会。特に2週目に入ると空気感が変わってくる。勝ち上がっていくなかで、どこかで彼女(大坂)の思うようにいかなくなるときがあるんじゃないかと思っていた。あのような決勝の中で、平常心を保つことが難しい中での優勝は、予想できることではなかった」と話した。
「ただ、2週間の中で確実にレベルアップしてきていることは感じられた」とし、司会者からの個人的なアドバイスはしたのかとの質問には「大会期間中はあんまりプレッシャーになるようなことはしないで、終わったあとに時々するくらい」と語った。
それでも、全仏終了時は一緒に話し「そのときはまだパワーに頼ったりとか、自分の描いてるエースが取れなければ、それで崩れることがあった。だから、そんなにパワーに頼らなくても良いじゃないの?60、70パーセントの力でも相手は怖いと思うよ。ということを伝えたり」と舞台裏を語った。
また、大坂のコーチであるサーシャ・バイン氏とのエピソードとして「なおみはまだ子どもだからとか当時は言っていました。でもやはり、全仏から比べても数カ月でこれだけ成長するのか、というくらい彼女の中でなにか変わったことがあって、乗り越えたものがあるのではないか」と語った。
「大坂なおみ 開花~完璧主義者が描く未来~」
日本人男女で初となるグランドスラムシングルス優勝を成し遂げた大坂なおみ。突出した才能が開花した2018年を豊富な独自取材を元に振り返る。
【放送予定】
12月8日(土)よる6:00
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