テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会12日目の7日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)は第3シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦したが、6-7 (3-7), 2-6の時点で途中棄権し、2年連続の決勝進出とはならなかった。
>>大坂vsセリーナ 1ポイント速報<<>>ジョコvsデルポ 1ポイント速報<<>>ジョコら全米OP対戦表<<>>大坂ら全米OP対戦表<<第2セットを終えた時点で途中棄権を申し入れた昨年覇者のナダルは会見で「大会期間中に問題があった。誰もが知っているように、問題を抱えていた。2・3試合目だった。でも、ちょっと良くなったと思っていたけど、第1セットの2-2の15-0の時に感じた。自分のボックスへ何か膝に異変を感じたとすぐに言った。様子を見ようとしたけど、そうはならなかった」と明かした。
「決断をしなければいけなかった。同時にあんな状態で試合を続けるのも自分にとってとても難しかった。かなりの痛みがあったから。棄権するのは嫌だけど、こんな状態でもう1セットやるのは自分には無理だった」
これまで何度も膝のけがに苦しんでいるナダルは「受け入れるだけ。いつも同じようなものだから、比べることはできない。ある1つの動きでも痛みがあるから、今回の問題はもう少し悪いものだと思う。より悪化したものではない。これからの数日間、または数週間でどうなるかは分からない」とコメント。
すでに11月11日からのNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)出場が確定しているナダルだが、今回のけがで今後のスケジュールは未定と述べた。
「タフなものになるだろう。ただ治療をするだけ。3週間の休養で戻れるようなけがではない。6カ月の休養で戻れるものでもない。1週間で良くなったと感じるものかもしれない。6カ月経っても良くなったと感じないかもしれない」
「これまで同じようなけがを何度もしたから、なるべく早く回復するには何をすればいいかを知っているのはいいこと。6カ月もツアー離脱が必要なものではない。腱の炎症。あとは自分自身の決断。何も感じなくなるのを待つか、痛みがありながらもプレーを続けるか。今は考える時ではない」
決勝へ駒を進めたデル=ポトロもナダルと同様に手首の故障に苦しめられてきた。
「彼(デル=ポトロ)はテニス人生で多くの問題を乗り越えてきた選手。どれほど辛いものか分かる。やりたいことができないのがどれほどのストレスかは分かるし、彼はよく知っている。またトップレベルに戻れたのを見るのはとてもうれしい。幸運を祈る。またグランドスラムで優勝することは、彼にとってとてつもなく大きなことだろう」
2009年以来9年ぶり2度目の決勝進出を果たしたデル=ポトロは、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と優勝を争う。同日の準決勝でジョコビッチは第21シードの
錦織圭をストレートで振り切っての勝ち上がり。
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【放送予定】
8月27日(月)~9月10日(月)
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