男子テニスで世界ランク6位の
G・モンフィス(フランス)は、現在第6シードで出場しているATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)を怪我により棄権すると発表した。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<モンフィスは、グループ・イバン レンドルの予選ラウンドロビンで第4シードのM・ラオニチ、第8シードのD・ティエムと対戦するも敗れ、予選敗退が確定していた。
会見では「最近痛めた脇腹がどんどん悪くなっているから、明日は試合を戦える状態ではない」と、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)戦を戦わずに棄権することを決意した経緯を話した。
10月のイフ・ストックホルム・オープン(ストックホルム/スウェーデン、ハード、ATP250)で脇腹を痛めてしまい、6週間の休養が必要だと診断された。「何とか間に合わせたかったが、それが出来なかった」と語ったように、治療のため練習がようやく再開できたのは先週の月曜日のことだった。
今回初のツアー・ファイナルズ出場だったモンフィスは「初めてトップ8しか出場できないこの大会に来れたことはとても満足している。これまでのテニス人生で最高のシーズンだったと思う。同時にとても残念だとも言える」
続けて「それでも今シーズンは来年へ向けてより希望を与えてくれている。明らかに大きな変化があったシーズンだった。来年はより強くなれたらと願っている」と、今シーズン終了についてと来シーズンへ向けて心境を語った。
モンフィスの棄権により、グループ・イバン レンドルの予選ラウンドロビンには
D・ゴファン(ベルギー)が代わりに入る。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)
A・マレー(英国) 2勝0敗
(3)
S・ワウリンカ(スイス) 1勝1敗
(5)
錦織圭(日本) 1勝1敗
(7)
M・チリッチ(クロアチア) 0勝2敗
【グループ・イバン レンドル】(2)N・ジョコビッチ 2勝0敗
(4)M・ラオニチ 1勝1敗
(6)G・モンフィス 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝1敗
(9)D・ゴファン
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。


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