男子テニスツアーの下部大会であるグアドループ・オープン(フランス/グアドループ、ハード)は8日、シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
西岡良仁が第1シードの
R・ラム(アメリカ)を6-2, 6-2のストレートで破り、ベスト4進出を果たした。
この試合、西岡はファーストサービスが入った時に76パーセントの確率でポイントを獲得するなどでラムに1度もブレークを許さず、自身は8度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し、1時間で4強入りを決めた。
準決勝では、世界ランク150位の
V・ミロ(フランス)と同295位の
S・コズロフ(アメリカ)の勝者と対戦する。
現在20歳の西岡は前週のマイアミ・オープン男子では予選を勝ち抜き、2回戦で
F・ロペス(スペイン)を破る金星をあげ、マスターズで初の3回戦進出を果たした。
また、ATPツアーの公式サイトで次世代を代表する選手の1人として紹介されるなど、今後の活躍を期待されている選手の1人となっている。
一方、敗れたラムは
P・サンプラス(アメリカ)のようなフォームからのサーブ・アンド・ボレーを得意としているプレイヤー。昨年のホール・オブ・フェーム選手権の決勝では
I・カルロビッチ(クロアチア)を破ってツアー2勝目。さらに2012年の同大会では準々決勝で
錦織圭をストレートで破っている。
今シーズンは2月のデルレイ・ビーチオープンで決勝へ進出するなどの活躍を見せ、4日発表の世界ランキングでは32歳にして自己最高位を更新する58位を記録。
また、今年2月に東京体育館で開催された第30回テニス日本リーグではイカイに所属し、チームの決勝進出に貢献した。


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