テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会8日目の7日に行われるシングルス4回戦に、第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)、約3年ぶりの四大大会優勝を狙う第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードで2012年覇者の
A・マレー(英国)らが登場する。
>>全米オープン対戦表<<世界ランク5位のワウリンカは、4回戦で地元期待の
D・ヤング(アメリカ)と対戦する。
両者は過去に2度対戦しており、対戦成績は1勝1敗。2011年の上海マスターズ以来の対戦となる。
ワウリンカは、3回戦で
R・ベーメルマンス(ベルギー)をストレートで下しての勝ち上がり。その試合中にはフラストレーションが溜まってラケットを豪快に折り、そのラケットを観客に投げて渡す場面も見られた。
一方、ヤングは3回戦で第22シードの
V・トロイキ(セルビア)をフルセットの末に撃破。2セットダウンと追い込まれたヤングであったが、地元の声援を一身に受けて大逆転勝利をおさめた。
世界ランク2位のフェデラーは、第13シードの
J・イズナー(アメリカ)と対戦する。両者は過去に5度対戦しており、対戦成績はフェデラーから4勝1敗。2012年のデビスカップで1度だけ敗れている。
フェデラーは、今大会の前哨戦であるシンシナティ・マスターズで新たなプレースタイルを試しており、4回戦でもそのプレーが披露されるかが見どころである。
また、2012年の全米オープンで優勝を飾っているマレーは、ビッグサーバーで第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と顔を合わせる。
マレーは今大会、1回戦でテニス界を騒がせている
N・キリオス(オーストラリア)を下し、2回戦では
A・マンナリノ(フランス)を2セットダウンのピンチから大逆転勝利。3回戦では第30シードの
T・ベルッチ(ブラジル)を下しての勝ち上がりとなっている。
女子では、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が登場。4回戦では第24シードの
S・リシキ(ドイツ)と対戦する。
昨年の全米オープンで3回戦敗戦となったハレプは、世界ランク2位にして未だグランドスラムのタイトルを獲得していない。今大会で四大大会初の優勝を狙う。
第22シードの
S・ストーサー(オーストラリア)は、2011年の全米オープンで優勝を飾っており、同年の2月には世界ランク4位まで上り詰めた。4回戦では第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)と対戦する。
ジュニア部門のシングルス1回戦では、日本勢から
山崎純平(日本)が登場。また、ダブルスには男子から福田創楽と綿貫陽介、女子は村松千裕が1回戦に挑む。


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