テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は5日、男子シングルス3回戦が行われ、地元期待の
D・ヤング(アメリカ)が第22シードの
V・トロイキ(セルビア)と対戦し、4-6, 0-6, 7-6 (7-3), 6-2, 6-4と2セットダウンから大逆転勝利をおさめ、大会2度目の4回戦進出を決めた。
>>全米オープン対戦表<<この試合、序盤でファーストサービスのポイント獲得率が低かったヤングは、トロイキに2セットを連取されて後がなくなってしまう。
しかし、ファーストサービスのポイント獲得率を上げたヤングは、第3セットのタイブレークを制す。その勢いでトロイキにブレークを許さないサービスゲームを展開し、最後はヤングのフォアハンドのウィナーが決まり、3時間32分の接戦の末に勝利を手にした。
勝利が決まった瞬間、ヤングは雄叫びをあげた。4回戦では第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
26歳のヤングは現在世界ランク68位だが、自己最高位は2012年2月に記録した38位。今大会の1回戦で第11シードの
G・シモン(フランス)を撃破し、2回戦では
A・ベデネ(スロベニア)を下しての勝ち上がり。
過去のグランドスラムでは、2011年の全米オープン4回戦進出が最高成績となっており、今回はその時以来で2度目の16強入りを果たした。
また、同じアメリカ勢では第13シードの
J・イズナー(アメリカ)が勝ち上がっている。
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