テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、第9シードで昨年覇者の
M・チリッチ(クロアチア)が
M・ククシュキン(カザフスタン)を6-7 (5-7), 7-6 (7-1), 6-3, 6-7 (3-7), 6-1のフルセットで下し、辛くも2年連続のベスト16入りを果たした。
>>全米オープン対戦表<<3回戦、ククシュキンの強打におされたチリッチは第1セットをタイブレークの末に落とし、ラケットを破壊してしまう。
第2セットではゲームカウント2-5とリードされるも、ディフェンディングチャンピオンの力を発揮し、粘るククシュキンを4時間11分で振り切った。
この試合でチリッチは27本のサービスエースと55本のウィナーを決め、凡ミスは53本だった。
4回戦では第7シードの
D・フェレール(スペイン)と第27シードの
J・シャーディ(フランス)の勝者と対戦する。
今大会には前年度チャンピオンとして出場しているチリッチだが、1回戦はセンターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムではなく、2番目に大きいルイ・アームストロング・スタジアムで行われた。これは2000年に優勝した
M・サフィン(ロシア)以来のこと。
昨年の全米オープンは準決勝で
R・フェデラー(スイス)、決勝で
錦織圭(日本)をストレートで破りグランドスラム初優勝を飾った。その後、右肩の怪我により今年は苦しい時期が続くも、ウィンブルドンではベスト8へ進出している。
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