テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は９日、男子シングルス決勝が行われ、第４シードのＤ・フェレール（スペイン）が第３シードで全仏オープン８勝目がかかるＲ・ナダル（スペイン）に3-6, 2-6, 3-6のストレートで敗れた。
四大大会初の決勝進出を果たしていたフェレールだったが、決勝ではナダルに圧倒される結果に終わった。そのフェレールは、試合後「クレーでラファエル（ナダル）を倒すためにはさらに攻撃的にプレーをしなければならなかった。ネットでポイントを取りつつ、最高のプレーをしないと勝てない。でもコートが遅い場合、それをするのは難しい。彼は僕よりもパワーがあり、強力なショットを放ってくるので倒すのは本当に難しい。」と脱帽の様子をみせた。
「ラファエルは僕のテニス人生を通じて目にしてきた選手の中で精神的に最も強い選手。すべてを兼ね備えている。攻撃的なプレーもできるし、ボレーのさばきもうまい。また強靭な肉体も持ち合わせている。２日前に５セットの試合をしておきながら、今日はそれを感じさせないプレーだった。」
続けてフェレールはこうも話した。「試合の後には『もっといいプレーができた』と思うことが多いもの。でも対戦相手が安定して一貫したプレーをしていたのであれば、その場合は素直に敗退を受け入れるしかない。」
「これからもっと練習を重ねてさらにテニスを向上させていく必要があると思う。だから日夜練習に励んでいるんだ。また再度、四大大会で決勝に進みたいね。昨年は初めてマスターズ１０００の大会で優勝し、大きな進歩を遂げることができた。そして今回は四大大会で決勝戦に進んだ。このままの調子を続けていきたいね。」と語った。
本日付の世界ランキングが発表され、フェレールはナダルを抜いて４位となった。今回の全仏オープンで準優勝に終わったフェレールだったが、優勝したナダルが昨年も優勝していたためポイントの変動がなく、７２０ポイントを獲得したフェレールがランキングをあげることとなった。
《全仏オープン２０１３ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１２ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１１ 男女対戦表》
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（2013年6月10日13時00分）
2000年代生まれで男女初の20勝目 
