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女子テニスツアーのソニー・オープン女子(アメリカ/マイアミ、ハード)は28日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのM・シャラポワ(ロシア)が第22シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-2, 6-1で一蹴し、今大会5回目の決勝進出を果たした。
シャラポワは「昨日はベストのプレーが出来なかったから、今日は精神的にも肉体的にも万全な状態で試合に臨む必要があった。昨日から少し変えなければならない事もあったし、より前向きで良い精神状態でいながらコートへ向かう事が大切だった。今日は、少しは良くなったと思う。だから、短い試合で終われたと思うわ。」と、試合前に気を引き締めていた事を明かした。
また、シャラポワは「彼女(ヤンコビッチ)とは、ここ2年ほど対戦がなかったけど、それまではジュニア時代も含めて何度も対戦したわ。お互いのテニスをよく知っているし、どんな事をしてくるかなどもよくわかっている。」と、ヤンコビッチについても語っていた。
今回の勝利により、大会5度目の決勝進出を果たしたシャラポワだが、過去の4度は準優勝に終わっている。
決勝に向け、シャラポワは「今回は、また違う決勝戦。こうして、決勝の舞台に立てるのは、最高の気分。女子のシングルスで、これまで5度も決勝へ進んだ選手は知らないけど、まだ自分はタイトルを獲得するに至っていない。だから、ここでの優勝の意味はとても大きいもの。」と、初優勝に意欲を燃やしていた。
インディアンウェルズとマイアミと続けて開催される2つのビッグイベントで、連続優勝を果たしたのはこれまでS・グラフ(ドイツ)とK・クレイステルス(ベルギー)しかおらず、インディアンウェルズで優勝のシャラポワは、それに続く3人目を目指す。
「そうなれば素晴らしい事だけど、この2大会のどちらかで優勝するのも凄い事だと思う。インディアンウェルズで優勝してこの大会へ臨んで、数日の休養しかとらず、またこうしてここで決勝へ勝ち進めている事だけでも、自分にとっては素晴らしい事だと感じているわ。」と、シャラポワ。
加えて「数年前は、肉体的に不可能だった。だから、体力トレーニングの成果だと思う。まだ若いと思うけど、それでも18歳とかではない。疲労からの回復が、なにより大切な事だって今は学んだの。素早く回復して、また試合をして、また回復して、次の試合へ備える。そんな状況が続くツアーは、回復を学んだ事が大きな助けになっているわ。」とシャラポワは、自身の成長についてコメントした。
敗れたヤンコビッチは「マリア(シャラポワ)は、本当に良いプレーをしていた。出だしから最高のテニスをしていたの。自分自身は、やりたい事が全く出来なかった。しなければならない事が出来ず、主導権を握る事が出来なかった。特に、今日のような準決勝でそれが出来なかったのには落胆している。でも、それはマリアがさせてくれなかったの。今日の試合は、彼女がまさに勝者ね。」と敗戦に落胆しつつも、シャラポワのプレーを称賛していた。
シャラポワは決勝戦で、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と優勝を争う。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○S・ウィリアムズ(1) vs. ●A・ラドワンスカ(ポーランド)(4), 6-0, 6-3
○M・シャラポワ(3) vs. ●J・ヤンコビッチ(22), 6-2, 6-1
今大会の優勝賞金は72万4000ドル。
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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