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女子テニスツアーのソニー・オープン女子(アメリカ/マイアミ、ハード)は、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのM・シャラポワ(ロシア)が第8シードのS・エラーニ(イタリア)を7-5, 7-5のストレートで下し、3年連続5度目の準決勝進出を決めた。
試合後、シャラポワは「サラ(エラーニ)は、本当にやりづらい相手。身長が高いわけでもなく、パワーがあるわけでもないけど、どんなボールでも返球してきて、ほとんどミスをしない。それを終始繰り返してくる。安定したプレーをして、コートカバーも素晴らしいし、色々なショットを織り交ぜてくるの。彼女と対戦すると、本当に一苦労。」と、接戦を強いられたエラーニについてコメントした。
続けて「彼女のテニスは、コートの隅から隅まで走り回りながら色々な事をやってくる。試合の序盤でリードや主導権を握られたポイントは、彼女のプレーをさせてしまったからなの。そうではない中でも、彼女は隙を突いて終始反撃してきたし、良いプレーを続けていたの。」とシャラポワは、エラーニの粘り強さに脱帽していた。
加えて、シャラポワは「こうして勝てた事はラッキーだった。彼女は、第2セットを取るチャンスがあったから。試合がどうなるかなんて、誰にもわからない事。こうして次へ進めて、また準決勝を戦える機会に恵まれて、本当にラッキーだった。」と、コメント。
第2セットで3本のセットポイントをエラーニに握られたが、その全てをウィナーで退けたシャラポワは「あの時も、常に攻撃的なプレーをしようと思ったの。それが自分のテニス。相手のミスを待つような事はしたくない。あのポイントも全力で戦ったら、とても良いショットを打つ事が出来たの。」と、振り返っていた。
この日の勝利でシャラポワは10試合連続勝利を飾ると同時に、20セット連取となった。ここまでの長い間1セットも落とさず勝ち進んでいるのは、シャラポワのテニス人生で初めての事。インディアンウェルズでのBNPパリバ・オープンを制したシャラポワが今大会で優勝すると、3人目となる2大会連続優勝者となる。1994年と1996年にS・グラフ(ドイツ)が、2005年にK・クレイステルス(ベルギー)が達成していた。
シャラポワは「ツアーでも、最も厳しいと言われるこの2大会。優勝するには、たくさんの試合に勝たなければならない。遅い時間に試合をしたり、回復も難しい。同じ国内だけど、近隣で行われている大会ではない。5時間のフライトが必要な場所。だから、環境も全く違う大会なの。試合と試合の間にオフもあるけど、ツアーで最もタフな2大会である事は間違いないわ。」と、語った。
3年連続の決勝進出をかけてシャラポワは、第22シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と準決勝で対戦する。ヤンコビッチは第15シードのR・ビンチ(イタリア)を6-4, 6-7 (6-8), 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○M・シャラポワ(3) vs. ●S・エラーニ(8), 7-5, 7-5
●R・ビンチ(15) vs. ○J・ヤンコビッチ(22), 4-6, 7-6 (8-6), 3-6
今大会の優勝賞金は72万4000ドル。
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
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