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男子テニスツアーのデルレイビーチ国際テニス選手権(アメリカ/フロリダ州デルレイビーチ、賞金総額45万5775ドル、ハード)は26日、シングルス1回戦が行われ、第1シードのJ・アイズナー(アメリカ)がJ・レヴィン(アメリカ)を7-6 (7-3), 5-7, 6-4のフルセットで下し、初戦突破を決めた。アイズナーは2回戦で、添田豪(日本)と対戦する。
206cmのアイズナーに対し、175cmのレヴィンは第1セットで対等なサービスゲームを展開し、タイブレークへ。そのタイブレークでは、レヴィンが3ポイント先取するも、3本のサービスエースを含め6ポイントをアイズナーに連取され、続くポイントでレヴィンは痛恨のダブルフォルトを犯してしまい、第1セットをアイズナーに献上してしまう。
第2セット、ファーストサーブが入った時に100パーセントの確率でポイントを獲得したレヴィンが、第12ゲームでこのセット唯一のブレークに成功し、セットカウント1-1となる。
勝敗を決める第3セットでは、第1ゲームでブレークに成功したアイズナーが2時間18分で、粘るレヴィンを振り切った。
「今日の試合は、タフな試合になると思っていたんだ。インドアからアウトドアへ移動した最初の試合は難しいもの。全く環境が変わってしまうし、彼(レヴィン)も良いプレーをしていた。彼との対戦は、いつも苦戦を強いられるんだ。正直、今日の試合は勝てて本当に嬉しい試合だった。」と、27歳のアイズナー。
加えて「今日の試合は長かったけど、何とか勝利をものに出来た良い試合でもあった。今後、どんどん良いプレーになる事を期待したいね。でも、勝ちは勝ち。最近はあまり勝利に恵まれていないから、この流れを維持していきたい。」とアイズナーは、今後のプレーの向上に期待していた。
一方、第2シードで2006年の今大会覇者であるT・ハース(ドイツ)はI・セイスリン(オランダ)と対戦するも5-7, 6-4とセットオールとしたところで、セイスリンが左足首を捻挫してしまい途中棄権、ハースは思わぬ形で2回戦進出となった。
第1セットを先取したセイスリンは、第2セットの第9ゲームであるハースのサービスゲームで、リターンを打った直後に左足首を捻りコートに倒れ込んだ。
その後、トレーナーから処置を受けてコートに戻ったセイスリンは、自身のサービスゲームの第10ゲームでは思うようなプレーが出来ず、0-30とポイントをリードされてしまった。
そこでイライラを募らせたセイスリンは、ボールを3個もスタンドへ叩き込み、その1個が観客に当たってしまい、主審から警告を受けてしまう。そのゲームをブレークされたセイスリンは第2セットを落とし、直後に試合続行が不可能と判断し、棄権を申し入れた。
試合後、ハースは「何とも不思議な試合だった。第2セット、4-4での最初のポイントで、彼(セイスリン)がコートに倒れ込んでいたんだ。対戦相手が負傷した時に、どうすればいいのかわからない時がある。彼は、痛みで顔をゆがめていたんだ。」と、セイスリンが左足首を捻った時について語った。
また「彼がなかなかポイントが取れなくなり、スタンドにボールを打ち込んでしまって、観客に当たってしまったんだ。それから彼は棄権を申し入れたけど、こんな形での勝利はあまり望んでいない。あまり誇れる勝利ではないね。」とハースは、試合を振り返っていた。
元世界ランク2位のハースは、2回戦でD・イストミン(ウズベキスタン)と顔を合わせる。この日イストミンは、B・ベッカー(ドイツ)を6-7 (3-7), 6-4, 7-5の逆転で下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○J・アイズナー(1) vs. ●J・レヴィン, 7-6 (7-3), 5-7, 6-4
○T・ハース(2) vs. ●I・セイスリン, 5-7, 6-4, 0-0 (途中棄権)
●錦織圭(日本)(4) vs. ○I・カルロビッチ(クロアチア), 4-5 (途中棄権)
○K・アンダーソン(南アフリカ)(6) vs. ●T・スミチェク(アメリカ), 6-3, 6-4
●R・ハリソン(アメリカ) vs. ○D・ムニョス-デラナバ(スペイン), 2-6, 6-1, 3-6
●F・チポッラ(イタリア) vs. ○E・ロジェ=ヴァセラン(フランス), 1-6, 4-6
○E・ガルビス(ラトビア) vs. ●J・ブレイク(アメリカ), 6-1, 6-4
○D・イストミン vs. ●B・ベッカー, 6-7 (3-7), 6-4, 7-5
●B・レイノルズ(アメリカ) vs. ○ルー・イェンスン(台湾), 3-6, 5-7
●M・エブデン(オーストラリア) vs. ○J・ソック(アメリカ), 3-6, 3-6
●B・パウ(ドイツ) vs. ○R・ベランキス(リトアニア), 1-6, 6-7
●M・マトセビッチ(オーストラリア) vs. ○添田豪, 6-2, 4-6, 6-7 (6-8)
今大会の優勝賞金は7万8000ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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